30歳前後のボーイッシュな雰囲気の女性が相談に来た。

「相談は何ですか?」と聞くと「恋愛の相談です」と言った。

 

生年月日を聞いて命式を作成していると・・・「ン~」と思った。

それは三柱がすべて異常干支だったのだ。

 

2柱は何度も相談に来た記憶があるが、3柱はあまり出くわすことはないからだ。

確か100人に9人とか・・・だから、占い師泣かせ・・つまり天才である・・・

有名人はダリ、ピカソ、アランドロン、もいるなあと思っていたら・・

 

「恋愛の対象は女なんですけど」と言い出した。

「そうですか・・最近はそんな相談も多いですよ」と答えた・・

実際に最近は多いし、最近とは2週間前に来た高校生の相談の時のことを

思いだした。

 

彼女と言うか彼と言うか・・・その女性も女性の恋人がいるらしいが、

最近うまく行っていないので今の彼女と別れるので、

今日相談に来た女性と付き合いたいと言っているらしい。

 

相談者の命式に結婚星が一つもないことを話すと

淡々と

「あまり結婚したいと思っていません」

「男は好きではないのかなあ?」

「別に男でも構わないです、付き合ったことはありますし・・、

今回は相手が女だし、初めてなんで迷っています」

「付き合いたいの?」

「たぶん・・・、でも彼女には相手がまだいるんですよ~、これって二俣でしょう?」

「男女の関係でも、こんな話はあるし、だったら彼女が別れた後に付き合ってみる判断をしてもいいよね~」

「・・・・」

「仕事は今何をしているの?」

「無職で絶金欠ですけど、いつか会社を経営したいと思っています。」

「芸術性がかなり高いので、クリエイティブな仕事が向いているが気が変りやすい面もあるからよく考えてね、でもまず、できれば早く家を出たほうがいいと思う」

「なぜ?」

「家にいると開運がなかなかできないからです。」

「・・・・」

 

3柱、2柱はやはり一般人とは違うのは当たり前です。

それで生まれてきたのですから、

オリジナルの自分を活かして生きていけばいいだけです。