本日は「病を持つ経営者の実態」

 

矛盾なき世界を作る理想に生きる人

病の人は、幼少時に病弱であったので、これを克服するために肉体を鍛錬するが、こういう矛盾のない理想の世界を作る夢を抱いている。長じて事業の世界に入ると、自分が関係する業界の矛盾を正すことに生きがいを持つ。

「こうゆうことをしてはならない」と言うのもこのためだ。

 

まだまだと努力する人

病の人の理想とする世界は簡単には実現できないから、まだまだ努力が足りないと、自ら励ますと共に、部下の仕事ぶりにも満足できない。

その努力不足に対する指摘は的を得ているし、態度も冷厳なので畏怖させる。

半面、部下の長所を相手が照れるほど褒める。その時は笑顔だ。けなし上手とほめ上手が同居する。病の人が大成すると笑顔で切ることがある。

 

感情を経営に生かす人

病の人は、世の中ばかりか、人の言動の矛盾(駆け引きのはったり)にすぐ気が付くので、常に本当はところはこうだと言う裏情報を求め、それを経営に生かしていく。このような真実をしたがるために、正確な情報を提供してくれたり、正直に、率直にぶつかってくる部下が必要。この人も部下にそれを求めている。

 

相手の落ち度を突く折衝をする人

病の人は、折衝相手が気がつかない点をついてたじろがせ、そのうえで、それを満足させるためには自分の申し出を受けるべきだと承知させる。相手が強ければニコニコと柔らかく、弱ければ胸をそらして威圧する。

 

金銭を有効に活用する人

人の言動は信じないが、金銭は誰が所有しても価値が一緒なので信用する。その金銭を無駄のなく有効に活用する。事を起こそうとすると、必ず5年間の資金繰りをたてる。消極的な病の人はケチ一方になるが、逆に反対の人はここぞと思うべきところに集中的に投下する。

 

健康産業に関心が高い

病の人は、幼少期に病弱だったので健康産業に手を出したがる。

 

夢を追う人と石橋をたたく人。

果てしない夢を追う時、石橋をたたいて渡る場合もあれば、渡らない時もある。

夢を追う時は他に先んじて事を起こすし、逆の場合は他人の成功を見てからスタートをする。

 

教育に関心が深い人

一行を成し遂げると、その間に蓄積した金銭を思い切って青少年の教育に投下しt、大人には期待できない自分の夢の実現を彼らに託す。

 

遠慮のない経営をしたがる人

創業時には兄弟の協力を求めるが、元来遠慮のない経営をしたがるのである程度大きくなると兄弟と縁を切ることがある。