とうとう地道な点検の成果を得て、
シロアリが人間の生活圏に入ってきた現場を見たのですが。。


もしも、シロアリについて全く関心も無い頃に、こんな状況になってたら

床下に全面散布しておけばよかったのに!!。。と後悔していたのかもしれません。

相手の素性を良く知らないために、過剰防衛に走っていたことでしょう。


一夜明けて、少し興奮も収まり、小さな侵入者達を眺めていると
興奮していたのは自分かも。。と笑えてしまいます。


なぜ、ここにシロアリがいるのか、
まず、その理由が説明できること。

次にリスクを導き出すこと。

リスクに対応するには何をするべきかを学ぶこと。

この3点について、納得できるからこそ、

過剰防衛に向かわなかったのだと思います。

いない状態の時に過剰な対応をしてしまうことは

いた場合の最小限の処置よりも金銭的にも大きく

余計な化学物質を使用することにもつながります。


今回は家全体の水回りなどのリフォームの必要もあり

予算配分を考える上で、シロアリ達の後押しをもらって

お風呂部分の充実を考えるきっかけとなりました。



本日の夕方の番組で化学物質過敏症の方達の日常が放送されていて

まるで、自分の日々を見るような気がしたのですが、

シックハウス社宅からの脱出以来、

自分の症状を探知機のように注意深く試行錯誤を重ねて行くと

結果的には必要最小限の暮らし方になっていて、

掃除の用途別に揃えた洗剤もいらなくなり、

旬のものを食べ

ガーデニングも土地に合わせた無理のないものになり


無理をしないで鷹揚に過ごす治まりのつけ方を学びました。
これは、まだまだ修行中だと思っています。

環境、共生、持続可能、そんな言葉にも
シロアリのおかげで学ぶことが出来た微生物との共生や
いきもののあり方は
人間の生み出しいろんな「過剰さ」に気付かせてくれました。



いにしえの知恵は自然との共生。

昔に戻すことは出来ないけど、

必要のないものを理解して、持続可能な世界へ