この【筋機能不全】という表現を目にした時、ドキッとした。

 

まさに自分がそれに該当しているからである。だいぶ良くなったが、まだまだ全快しているわけではない。

 

しかし、自分の身体の不調が【筋機能改善】によりどんどん減少していったことは間違いない。

 

【筋機能不全】はおそらく高齢者だけでなく、現代人の大半に当てはまるのではないかと思う。

 

大人だけではなく、子どもにもである。

 

現代人ほぼ全員、「要」筋機能改善ではなかろうか。これは決して素人だけでなく、アスリートや名ばかりの専門家にも当てはまるだろう。

 

記事にあるように、鍛えるよりもまず動かし、活性化させることが重要である。

 

問題なのは、この筋肉の動き、特に深層筋の働きを知識レベルだけではなく、こちらの理学療法士さんのように身をもって分かる人が少なすぎることではないだろうか。

 

例えば、記事にあるように、「筋肉が上手く使える様になる事自体が、恐ろしく難易度が高い」のだが、これは実際にやってみないと分からないこと。知識レベルだけの人は、この難しさの本当の意味を分かっていない。何故なら、知識ばかりで身体を動かして検証すらしないから。さらに言えば、動くようになるまでもやらない。途中でやめてしまう。だから、動かない人の状態も、動く人の状態も分からない。あるのは知識だけ。

 

さらに問題なのは、知識ばかりの人が大多数で、どうしても多数派の意見が世間では受け入れられる。本当に胴体の動く人は嫌気がさしてどんどん表舞台から遠ざかり、「本質」が埋もれていく。

 

人間は身体がある。

自分は人間である。

他人は人間である。

 

故に、自分の身体を知ることは、他人の身体を知ることになる。最終的には人間の身体そのものの理解にもつながる。

 

情報過多のせいか、他人ばかり見て、自分自身を観ようとしない。

 

なんとなくこんな風に思ってしまった。

 

昼下がりの単なるぼやきでした。