医科麻酔と歯科麻酔
外科手術、歯科医が麻酔の疑い…千葉県警が捜索
2011年2月18日 提供:読売新聞
千葉県がんセンター(千葉市中央区)で行われた外科手術で、本来は医師が行う麻酔を歯科医師が行った疑いがあるとして、千葉県警は18日、医師法違反(無資格医業)容疑で同センターに捜索に入った。
捜査関係者によると、同センターに勤務する30歳代の歯科医が昨年7月、男性のがん患者の手術に際して、歯科医には認められていない部位の麻酔を行うなどした疑いが持たれている。
歯科医による医科麻酔は、厚生労働省の指針の下で研修として行うことは認められているが、日本口腔(こうくう)外科学会への研修届を出すなどの条件を満たしていなかったという。県警は、この歯科医が複数回にわたって外科手術に参加、医科麻酔を行っていたとみており、同センターから詳しい事情を聞く。
こうでもしたくなる気持ち、
骨身にしみてよくわかります。
スキル的には、
歯科麻酔科の先生方も、
申し分なく医科麻酔を行うことは可能であることと思われます。
と、いうか正直申し上げますと、可能です。
麻酔科の先生のキャパシティーと病院の手術件数、需要と照らし合わせると、
合致することがむしろ少なく、
定められた手術枠の中で、窮々として手術を組み、
可能な限り、というか、無理をしてまで、
全身麻酔下手術が望ましいと思われる手術まで、
局所麻酔下で行うことも日常茶飯事です。
この一件は法的にも倫理的にも許されることではありません。
歯科麻酔科の先生にお願いしたくなる気持ちは山々です。
でも、どこも我慢しています。
一番の問題は、
かけられる麻酔件数と、
病院が求められる手術件数との格差にあり、
これこそ重要と供給のバランスの問題であります。
バランスがとれるまで、
麻酔科サイド、術者サイド、病院事務方と、
何度も協議を重ね、最良策を編み出すしかありませんね。
ここは、
がまんがまん。
しっかり何度でも協議を重ねましょう。