卒業パーティーの次の日、
太貴くんにメッセージを送った。
「改めて、卒業おめでとう!!」
最初にそう書いて、
私の家でするって話になってた、
「クリスマスパーティーのこと、
決まったら、また連絡します」
そして、貴子に、
クリスマスパーティーについて連絡したら、
「もしよかったら、うちでしない?」
ってことだった。
もちろん、アメリカでは、
クリスマス当日は家族で過ごすものだから、
「23日でもいいかな?」
ってことだったから、
それを、今度は、
太貴くん、学くんに連絡した。
・・・ここで思い出した。
一博くんは、やっぱり日本に帰ってた。(^ー^;A
だから、クリスマスパーティーに
誘うこともできなかったこと。(ホント、ごめんよ)
で、2人から、OKの返事をもらって、
貴子にそれを伝えた。
メインは貴子が準備するってことで、
私たちは、おかずになるものを
1品ずつ持って行くことになった。
毎年、クリスマス当日、
ピートの子供たちは、母親方で過ごす。
で、去年は、私たち2人は、
ピートの実家へ行ったし、
おととしは、私は日本に帰ってた。
(ピートは、その年も実家へ)
でも、今年は、特に何の予定もなかった。
クリスマス当日は、
店はどこも閉まってるから、
1日家で過ごすしかない。
クリスマスは、家族と家で過ごすもの、
だから、仕方ないんだけど、
それがつまんなくて、
クリスマスパーティーをしたかったから、
当日じゃなくなったことは、
実は、ちょっと残念でもあった。(;_;)
そして、月末が近づいてくるってことは、
スコットがアメリカへ戻ってくるってこと。
レッスンの予定を立てるために、
メールを送ってきた。
仕事の日、都合のいい日が、
それぞれ書かれてあって、
私の都合と合わせて、
レッスンは、22日にすることにした。
そして、その他に、
『クリスマス当日は、夕方まで仕事だけど、
そのあとは予定がないです。
娘は用事があるらしくて・・・』
そう書かれてあった。
家族が近くに住んでるのに、
独りで過ごすのは、かわいそう・・・。(;_;)
って、思いながら読んでると、
『もし、咲に予定がなかったら、
一緒に過ごしませんか?』
って・・・えぇっ!?Σ(=°ω°=;ノ)ノ
『大概のお店は閉まってるけど、
キリスト教に関係のない店なら、
開いてるかもしれないし』
誘われちゃったよ??(*^.^*) ウフッ
・・いやいや、そうじゃなくて、
クリスマス当日は、
さすがに、ピートと過ごすでしょう!( ̄ー ̄;
で、思い当たったのが、
数日前に、やっと、
日本で一緒に撮った写真を送ったんだけど、(遅っ!)
そのお礼のメールで、
『クリスマスは、どう過ごすんですか?』
スコットが聞いてきて、
その返事に、
23日に、友達の家で、
クリスマスパーティーをすることを書いて、
『当日は、たぶん何もないと思います。
1日中、家にいるんじゃないかな・・?』
って書いたんだった。
でも、家にいるって言っても、
もちろん、ピートも一緒だって分かるよね・・・?(^ー^;A
スコットが独りで過ごすって分かったから、
無碍には断れなくて、
しばらく何て返事しようか、悩んだ。
そして、最終的に、
スコットへの返事には、
『特別な予定はないですけど、
ピートと一緒にいると思います』
ってまず、前置きを書いてから、
『もし、ホントに何も予定がなかったら、
そのときは連絡します』
曖昧ではあるけど、
はっきりと断ることはできなかった。(優柔不断・・・)
そして、レッスン当日。
まだ、当日どうするか決めてなくて、
ちゃんとした返事ができなかった。
『ごめんなさい。
分かったら、すぐに連絡しますね』
そう謝ったら、
『気にしないでください。^^』
笑ってそう言って、
『はい、これ・・・あとで開けてください』
クリスマスカードを渡された。
去年ももらったんだけど、
実は、クリスマスギフトとして、
そこに、$200入ってた。(太っ腹!!)
『もしかして、また・・?
いいですよぉ!!!ヽ(><; アセッ』
『いえ、私の気持ちですから。^^』
去年、ピートにこのことを言ったら、
『感謝してるってことなんだから、
有り難くもらっておけばいいよ。^^』
って言ってたけど、
なかなか慣れないものだよね・・・。
『ありがとうございます・・・』
お礼を言うと、
『どういたしまして。^^』
笑顔が返ってきた。
で、決めた。
その晩、ピートに、
『貴子は来れないけど、
太貴くんたちは、何もないだろうから、
当日は当日で、
うちで、パーティーしてもいいよね。』
ピートにそう言ってみると、
『うん、いいんじゃない?』
『で、あと、スコットも呼びたいんだけど・・』
理由をすぐに察して、
『いいんじゃない?^^』
ピートがそう答えた。
スコットが、私の実家に来たことを
ピートに内緒にしてる私は、
内心、ちょっとドキドキではあったけど、
いつも私に優しいスコットを
独りきりにしたくない気持ちの方が強かった。