失った声 | 続・花咲か人生

続・花咲か人生

たった1度の人生、大いに花を咲かせたいもの。
波乱万丈でも、何もないよりはきっと楽しいはず。
最期に「我が人生に悔いなし」と言いたいと思っている私です。

私にプランを任せるって言ってくれたから、

考えて、それを返事に書いた。


まずはスコットが来る時間。


新幹線で来るのにかかる時間を考えて、


あまり朝早く出ることにならないように、


『昼ぐらいに着くように来てほしいです』


そして、


『駅まで迎えに行きますので、


 乗る新幹線が決まったら、

 到着時間を教えてください』


そう書いた。


初日は、有名なお寺を2、3箇所見学、

2日目は、紅葉を見に行くことにした。


『2日目は姉も一緒ですけど、

 いいですよね?』


もう一度、断りを入れた。


そして、


『両親の家に泊まってもらってもいいですよ。

 というか、ぜひ泊まってください


ホテルに泊まってもらうのは申し訳ない、

という気持ちもあったけど、


2日目は、姉も一緒だから、


スコットがホテルに泊まると、

2箇所へ迎えに行かなきゃいけなくなるのも、


ちょっと面倒だな、とも・・・。(^ー^;A エヘッ



日曜にメールを書いてたので、


スコットからの返事が、

両親との旅行中になるかもしれないと思って、


『明日の朝8時ごろまでなら、

 メールチェックできます。


 それ以降なら、携帯に電話ください』


そう書いて、

ケータイ番号も記しておいた。


横浜で会ったときに

ケータイ番号は交換したけど、


間違って、消してたりしてて、

連絡つかなかったら困るから、(←トラウマ?笑)


念のために、もう一度書いておいた。



けど、できれば、

旅行に行く前に、メールで連絡がほしかった。


というのは・・・


恵理とカラオケに行ったあと、

喉を痛め、


その2日後、

祐ちゃんから電話がかかってきたときには、


私の声はかすれてしまってた。


そして、その翌日ぐらいには、

なんと、出なくなってしまった。((>д<*)) ウギャ~


出そうとしても、

空気が漏れる感じ。


フツーに話そうとしたら、

まったく無理で、


小声で囁くようにしてやっと、

何とか少し音が聞き取れるぐらい。


こんなので、電話がかかってきても、

何言ってるのか分からないよ・・・。(>_<; アセッ



どうしよう・・・。(;_;)> (←囁くような私の声)


どうしようったって、

 出ないものはしょうがないでしょ?


 声出さずに、喉を休めてあげなさい」


母に”黙ってろ”と言われ(←言ってない?)、

おとなしくしてた。


って言っても、


熱があるわけでもないから、

日曜も、ランチに出かけたんだけど!<(^▽^*; (←治す気ある??)



そして、日曜の夜、

スコットからメールが来て、ホッとした。(*´Д`)=з


私の計画を読んで、


『楽しそうですね。^^

 行ったことがないところなので、楽しみです』


って言ってくれて、


『お昼頃に着く新幹線のチケットを買います』


そう書いてあった。


・・・って、

何にも否定がなかったから、


両親の家に泊まるってことで、

OKなんだよね?σ(^ー^;) ネ?



でも、正直、ビックリした。


”ホテルに泊まります”って、

きっと断られるだろうと思ってたから。


実家に泊まってくれるのは、

もちろん、全然問題ないんだけど、


ただ、違和感は感じるだろうなぁ。


祥ちゃんが泊まったときと 同じぐらい。


”居るはずない人が、家に居る”みたいな。



とりあえず、両親に、


<東京から来るかもって言ってた学生、

 ホントに来ることになったから、よろしくね>


そう伝えた。


「どのくらい日本語話せるの?」


不安そうに聞く母。


<簡単な日常会話なら、

 まあ大丈夫だよ>


「そう、よかったぁ~。ε=(ー。ー;A フ~」


って、母・・・あなた、


いつもピートが首を傾げてても、


全然気にせず、

日本語で話しかけるじゃないですか・・・。(;´▽`A``



そして、姉にも連絡。


「やっぱり来るんだ。

 どうしよう・・・。会話できるかな」


<大丈夫だと思うよ>


「てか、アンタ、

 そんな声で、通訳できんの?(`_´;)」


そう、そこが不安だよね。(^ー^;A ワタシモ


<あと3日もあれば、治るでしょ>


結局は、楽天家の私。(笑)



して、月曜、火曜で、

親子3人で旅行に出かけた。


美味しいものたくさん食べて、

観光、紅葉、温泉を楽しんだ。


湯気たっぷりの温泉に

長く浸かってたら、


少し声が出るようになって、


「やっぱり乾燥がよくないんだね~」


「良かったね。声が出るようになって」


母と一緒に喜んだのも束の間、


しばらくすると、


<やっぱり出ない~~・・・。(;_;)>


元に戻っちゃった。



声が出ないって、ホント大変。


<お母さ~ん!!こっち、こっち!!(>|Д|<;) >


遠くから呼ぼうとしても(←いや、呼んでるけど)、

まったく反応なし。


声出すのが辛いのに、


両親も、少し耳が遠くなってるから、


「え??」


1回で聞き取ってもらえなくて、

繰り返さなきゃいけないのが、またツライ・・・。(><)



そして、私の声が出ないまま、

スコットが来ることに・・・。


日本語同士でも、会話が大変なのに、


日本語と英語が交じっちゃうとか・・・

どうなるの!?(・Θ・;)


しかも、通訳もある・・・。(--;



旅行から帰ってきた日、


スコットからメールが来て、

新幹線の便名と、到着時間を教えてもらった。


『会えるのを楽しみにしてます』


と書いてから、


『でも、咲の家族と会うのは、

 少し緊張します


とあった。


だから、


『心配しなくて大丈夫。

 私の家族はみんな、気さくだから。^^』


安心させて、


『じゃ明日、

 駅の中央出口で待ってます』


そう書いた。



次の日、スコットを迎えに、

10時半ぐらいに、車で家を出た。


今回の待ち合わせも、

また少しパニックになった。