スノボから街まで戻ってきて、
ピートに電話すると、
アレックもジェーンも来なくなったらしく、
家で1人で、私たちを待ってるらしかった。
なので、私たちは、一旦家に戻って、
私の荷物を置いて、
3人で晩ご飯を食べに行った。
そこは、私とピートのお気に入りの店で、
「絶対、美味しいって言うよ~」
透くんにも、
自信を持って、そう言ってた。
口に入れた瞬間、
「ホントだ。これは美味い!」
透くんの言葉に、私も鼻高々。( ̄^ ̄) エッヘン
(↑自分が作ったわけじゃないのに。笑)
そこでも、また祥ちゃんを思い出す。
まだ付き合ってもない頃、
亮太くんと祥ちゃんを連れて、
ピートと4人で来たんだった。
いつも辛口評価の祥ちゃんは、
透くんのような、素直な言葉はなく、
「美味しいけど・・・」
って、いつも通りの、
”けど”が付いたのよね・・・。(-"-;A
そんな事があったよ、って、
透くんに話すと、
「祥ちゃんらしいですね。(^ー^;A」
って。
「祥ちゃんから、
いつ来るっていう、連絡のメール来た?」
透くんに尋ねると、
「いいえ、まだです」
「クリスマスあたりかと思ってたんだけど・・・
もう来週だもんね」
「ですね。
でも、祥ちゃんのことだから、
”明日から行くよ”、とかありそうじゃないですか?(^w^)」
・・・・あり得る。(--;A マジデ
「でも、もし来ても、
クリスマスはいないんだよね~。(´_`*)」
残念そうに言ってみる。
で、クリスマスは、
ピートの実家に行くことになってる、って話をして、
「その前に、クリスマスパーティーしようよ」
って、提案をした。
クリスマスパーティーは、
22日にすることになった。
イブには、私たちも、
ピートの実家へ行くから、
前日に、夜遅くまで起きていたくなかったし。
参加者は、透くん、一博くん、
貴子とクリス、そして、ピートと私。
みんなで、プレゼント交換もした。
楽しく過ごしながらも、
頭の中では、また思い出が蘇る。
2年前のパーティー は、
祥ちゃんとマサと、4人だったなぁ。
あのときは、祥ちゃんのこと、
”うるさいヤツだなぁ・・・”
ぐらいにしか、思ってなかったんだっけ。f(^_^*;
そして、去年のクリスマス 。
日本で、祥ちゃんと一緒に、
温泉で1泊したんだよね。
風邪引いてたのに、
東京から出てきてくれて・・・。
でも、里中さんからのメールを見ちゃって、
喧嘩にもなったんだ。
・・クリスマスは、想い出が詰まってて、
結構キツイな。
祥ちゃんと7月に別れて、
夏が過ぎ、秋も過ぎ、
冬になったっていうのに、
もうすぐ年も明けようというのに、
いつでも、どこにいても、
私の心の片隅には、祥ちゃんがいた。
何かあるたびに、思い出したり、
誰かと比べてしまったり。
この気持ちが、
好きなのか何なのかも、よく分からない。
何かを後悔してるのか、
まだ未練が残ってるのか・・・。
祥ちゃんは、どうやら、
クリスマスには来なかったらしい。
透くんに、何度も聞くわけにもいかず、
ただ、イブになっても、
誰からも、何も連絡がなかったから、
そう判断できた。
でも、そうなると、
年が明けてから来るのか・・・?
”旅行に出て、いない”
そういう言い訳ができなくなっちゃうな・・・。
決して、会いたくないわけじゃなかった。
ただ、会わないって心に決めたから。
会っちゃいけない、と思うから・・・。
そして、ピートと私は、
ご両親の実家へ向けて出発した。