『咲・・・』
ウィルは、ソファに座ってる私の横に座って、
肩に手を回してきた。
”もう遅いねや・・・”
いや~~、
マジで言いたかったわ、これ!(笑)
でも、台湾人には通じないもんなぁ~!!(`ε´*) ブ~
『ウィル、もう遅いよ』
ウィルはビックリした顔をした。
『何で??』
いやいや、何でじゃないだろ?(;^_^A
『せっかく、ジェシーが帰ったんだよ?
咲も待ってたんじゃないの??』
・・・君は、私がこの1ヶ月半、
カムフラージュのために、
あいさつだけで、廊下を通り過ぎてたと思ってたのか・・?( ̄_ ̄ i)
てか、君は、
そのつもりで、
あいさつだけで通り過ぎてたってことか!(゚~゚; ゞ
す、すごい、演技力~・・・。(--;A
『私は、あの時一緒にいたかったんだって言ったじゃん。
もう遅いんだってば』
『そ、そんな事言わないでよ。
謝るからさ。ねっ?』
ウィルは慌てて、そう言った。
『謝られても困るし・・・』
そう言って、立ち上がろうとすると、
肩を抑えられて、
『咲、ごめん。
お願いだから、もう一度チャンスをくれないか?』
そう言って、抱きしめる。
『無理だってば』
そう言っても、
何度も謝って、チャンスがほしいって繰り返す。
もうね~、ホント申し訳ないんですけど、
まったく何の感情もないんです。
てかさ、どこまで自分勝手なの!?o(`ω´*)o プンッ
で、ウィルの腕を持って、外して、
『ごめん、帰るわ』
ちょっと突き放すように言って、
部屋を出て行った。
・・・・・。
(●´艸`) ぶはっ!!
ひゃぁ~、スッキリしたぁ~~~~!!
借りを返したって感じだわ~!!(*≧∇≦)ノ彡 バンバン!
もちろんですけど、
プライドをズタズタに傷つけられたウィル君は、
その後、私と廊下ですれ違うとき、
睨みつけるような目をして、通り過ぎるようになりました。
・・どこまで、子供なんだ・・・。(^ー^;A 別にいいけどさ。
そして、乙女な私は、
ピートと待ち合わせのコーヒーショップへと急ぐ。
ピートはすでに、ラテを飲みながら待ってた。
『ハ~イ。^^』
何にも知らないピートは、
笑顔で声をかけてくる。
『ハ~イ。^^』
何もなかったかのように振舞おうと思ったけど、
ちょっとヤキモチ妬かせたくなって、
ウィルの部屋で起こったことを話してみた。
もちろん、一部内容は修正して。<(^▽^*; アハッ
友達何人か来るって言ってたのに、
行ったら私だけだった・・・などと。m(_ _*;)m スミマシェン
何にもなかったって事を話して、
『ちょっと心配した??( ´艸`) ウプッ』
って聞いてみた。
『別に。信用してるから』
・・・反応薄~~い。( ̄_ ̄ i)
『ヤキモチ妬かないの??』
『なんでヤキモチ妬かなきゃいけないの?』
・・・う~ん。(。-`ω-)
『信用してたら、ヤキモチ妬く必要ないでしょ』
そりゃぁ、そうだけど。
女って、相手にちょっとは
ヤキモチ妬いてほしいって思うもんだよね!?(´・ω・`*)))
そう、ピートには、不思議なくらい
”嫉妬心”なるものがなかった。
まるで、好かれてないみたいで、
不安になりそうなぐらい。
だって、まだアレもしてないし、さ・・・。(--*;
頭の中でいろんな想いがぐるぐる。
私はホント、この時、
ただ、ひたすらに恋する女だった。