もうすぐクリスマスですね。皆さんはどのように過ごされますか?
まあ私はずっと家に居ると思います。絶賛彼女募集中です。(黙れ)
さて、今日は先日九年庵に行ってきた話の続きを書こうと思います。
最後に、「もう1つ目的地があった」と言ったその目的地は、太宰府です。
別に狙っていたわけでは無かった
当初は、また九年庵までシャトルバスで上り、そこからジョイックス交通の三瀬・神埼線で神埼駅まで出て、JR長崎線・鹿児島線で神埼→鳥栖→二日市、JR二日市駅から歩いて西鉄電車の紫駅、ここから西鉄電車で→二日市→太宰府と動く予定でした。
タイミングとしては、1512の到着を見届けた直後くらい。
ここで、毎日久留米地区の運用を追跡している私の悪い癖が出ます。
「神埼線に何か面白いの入ってないかなー」
「お、鳥栖持ち便は9136じゃない!!」
あーあ、やっちゃった。しかもタイミングがバッチリ。
もうすこし説明しましょうか。
まず神埼線は「佐賀駅~神埼~吉野ヶ里公園南~目達原~長門石~JR・西鉄久留米」という路線で、御井町支社持ちの一部便と平日のみ佐賀支社担当の1往復一部は久留米から先信愛学院まで運行します。
佐賀から久留米を通しで走るのは毎時1本、目達原~久留米の区間便が毎時1本、また支線としてニュータウン青葉台~久留米の系統も存在します。
この路線、佐賀から久留米まで約1時間かかり、目達原発着便でも片道30分ほど。長距離でこの本数を確保するためにはバスも人もその分多く必要で、佐賀支社、鳥栖支社、御井町支社が担っています。
このうち鳥栖支社持ちは1乗務で、9136が専用車として目達原留置、乗務員は現地出退勤で運行されるのですが、まあ1乗務を1台だけで回すことはできませんよね。
定期点検などに備え予備車があるのですが・・・
※厳密には専用の予備車ではないのだが、他路線にはほとんど入らない。
鳥栖支社持ち神埼線専用車、鳥栖9136
ではなぜ、ここでそんな話をしたのか…?
来ちゃった。予備車の5648が。日祝日ダイヤなのに。
というわけで、西鉄久留米まで5648で移動し、西鉄電車で太宰府へ。
【追記】
今回、駅ケ里というバス停から乗ったのですが、コレ初見じゃ読めませんよね。
なんと読むのか気になる? 『やきがり』です。読めるわけないやん
最後の務め…
さあ太宰府に到着です。改札を出て目の前に、もう“ヤツ”が居ました。
原5667 KK-RM252GSN 2001年式
少し5667について語ろうかと思います。
新製配置は久留米、その後大牟田に転属。竈門神社の多客輸送臨時便のためだけに原支社へ転属し、その生涯を終えました。二日市ローカルには一度も入りませんでした(後述)。
大牟田時代、2022年3月17日撮影。錆が目立つ
大牟田時代と臨時便で見比べると、Groupロゴと、車両後部の広告系が撤去されています。
広告が撤去された理由は、まほろば号の車両扱いとなるため、九州地区のバスの広告であっても勝手に掲示してはならなかったからではないかな、と思っています。
まほろば号の原5712。Groupロゴが無い他、『にしてつ』表記である。
また、原支社の車両なのにGroupロゴが無いのは違和感がありますが、正当な表記変更であることが分かりますね。
よって、完全にまほろば号専用車として扱われたと言って良いと思います。
竈門神社の多客輸送臨時便は、太宰府駅~内山(竈門神社前)間のみの運行で、各バス停に停車していましたが途中バス停の利用はほぼありませんでした。
なお、後述しますが太宰府市内は渋滞がかなり酷く、都府楼前駅発着のまほろば号内山行きの定期便が大きく遅延しており、これを太宰府駅発着で救済する意味合いもあったと思われます。
運賃表示器(LCDモニターですが)にはラミネートされた張り紙で「運賃は100円です」と表記されていました。混んでいたので写真は撮れませんでしたが…。
また、2431も太宰府発着の内山臨時に抜擢されていましたが、写真は掲載するに値しなかったためここには上げません。あげませんっ!
ここから先は、5667の最後の活躍をまとめて掲載していきます。
太宰府駅にたどり着き、一旦休憩。
竈門神社の鳥居を前に、回転場へ突っ込む5667。30人程度は乗っていた。
5667の非公式側を眺める。
文字の配置から、“大牟田”の部分だけが消されていることが分かる。
太宰府を目指し出発。帰り便も超満員。
5667のお尻。ナンバープレートが輝いている。
内山発を撮り、歩いて太宰府へ戻っている途中、三条公民館前バス停で5667に追いついてしまいました。
竈門神社へ車で来たということは車に乗って帰るということでもあり、当然道路は大渋滞。
内山→三条公民館前は徒歩だと22分もかかるのですが、それでも追いつくのはどれほど酷いのか想像出来るかと思います。
太宰府から内山へのルートは、ただひたすら坂道を登るだけなのですが、とにかくエンジンが唸ります。やや高音でこもった独特のエンジン音を楽しむにはぴったりの路線です。
KK-RM252GSNは臨時便に充てられるか、貸し切って走ってもらうかでしか楽しめませんが、KK-RN211CSNの運用はまほろば号でまだあります!ぜひ、残っているうちにお楽しみあれ。
以上。 2023.12.20