竹下線46番の廃止と、折立のナゾ。 | PJ-LV2102N1改

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こんにちは。2102です。
西鉄バスを中心に、バスや鉄道についての記事を書いて参ります。

 去年秋、次のダイヤ改正で廃止が濃厚となり大きく騒がれた竹下線。

この改正で廃止となるのは、竹下線の46番[井尻一丁目~井尻駅入口~折立]の区間。

 

この区間は、とにかく狭いです。特に廃止の理由は出ていませんが、この区間を走行する心理的負担を無くすためでは?という推測も筋が通っていると思えるほどに狭いです。

 

 ただ、この区間の廃止理由はもっと簡単で、それは「利用者がほとんどいない」ということでしょう。

廃止前に何度も撮りに行ったのですが、乗客はマニアを除けば3人も居ないことがほとんどでした。

朝の上りは見ていませんが、これらの乗客も46-1(宮竹小学校西経由)に振り替えれば全然問題ないと思います。

そもそも、井尻一丁目も井尻駅入口も折立も、井尻駅が近いのでわざわざバスに乗らないんでしょうね。

井尻駅入口なんて、入口言うてますやん。

そんなこの区間を、振り返ってみましょう。

 

 井尻一丁目

金子スイミングスクールの目の前にあります。行先の「井尻」ってどこを指すのでしょうか?

私は六ツ角だと思っていますがよく分かりません。

こんな本数でも前のダイヤ改正までは、毎時1本程度以上はあったんですよ。その頃を知っていた立場としては幻みたいです。

 井尻駅入口

 

 

 

1枚目の様子だけ見た時、下り側にしか無いじゃねえかと思いましたが、上りもあります(した)。

多分ですが、今ならここにバス停を設置しようとしても、「見通しが悪く危険」と突き返されそうです。

井尻駅までは、この道から徒歩5分程度。そりゃ廃止になるわ。

 

 

この先の交差点が、「後藤橋」です。

路面の状態が違うことにお気づきだろうか。

この2枚は別の日に撮影している。なぜなら2枚目を撮った日、失敗しすぎたからだ。

廃止直前になって、これまでなかなか動かなかった9624がほぼ毎日動くようになりました。

もしかしてファンサ?(ンな訳ない)

1枚目の曲がって来る様子を見れば、なぜ46番が中型車限定なのか分かるかと思います。

これ大型車の幅ならまず曲がり切れません。

 

こちらは下り。こっちに曲がるのも結構しんどい…と思いきや、結構かっ飛ばして通過されました。

たまたまかっ飛ばす方が乗務されていただけではありますが…。

後藤橋交差点からおよそ200mほど一方通行の道を走り、ここはその終点の横手交差点。

この一帯は南区折立町という地名があります。ここで約330°の超左折を経て折立。

 

 あまり知られていないような気がしますが、南区と博多区の区界は西鉄電車ではなく、JR鹿児島本線です。なので、竹下営業所の目の前の踏切を渡った時点で区が変わっています。

五十川から南区です。まあ地元民の私なら覚えていて当然ですが。舐めんなよ。

 

 折立

42番の下りは本当に複雑で、

  • 博多南駅  →福岡女学院経由 or 通過
  • 平野ハイツ →全便福岡女学院及び松ヶ丘団地のどちらも通過
  • 月の浦営  →福岡女学院経由 or 通過 全便松ヶ丘団地経由
  • 惣利南口  →福岡女学院経由 →全便 松ヶ丘団地通過
  •       →福岡女学院通過 →松ヶ丘団地通過 or 経由
  • 天神山   →福岡女学院経由 or 通過

の、合計10通りもの運行系統に分かれます。

こんなにあるのによく誤運行しないなと謎の超失礼な立場から感心してしまいます。

上りの42番は、松ヶ丘団地や福岡女学院の超複雑分岐は終わっているので、とにかくシンプルな時刻表。平日朝と夕方の膨れ具合から、女学院輸送を頑張っている様子が見えます。

…改正で土日は3分の1も引っこ抜かれているのが気になります。

 

ところで、今回のブログのタイトルの“真意”にお気づきでしょうか。

折立のナゾってなんやねんと。

 

それは、時刻表の上部の表記です。(竹)とありますが、これは

「このバス停の管理は竹下営業所が行っている」という意味です。

 

しかし、この改正でこのバス停を通る竹下営業所の路線は全滅です。

そもそも大橋方面のバス停に至っては42番しか停まっていませんが。

これがダイヤ改正を経て、「自分の営業所のバスが1台も通らないのにバス停を管理する謎の中立地帯」になるのか、月の浦営業所に管理権が移るのか、はたまたウルトラCなオチなのか…

 

真実は、神のみぞ知る。

 

 

2024.03.13