BAR店員の独り言 -6ページ目

BAR店員の独り言

はじめましてBAR店員やってます( ・ω・)
ちょっとした怖い話や、日常の話あげていきます。

ご自分の住んでるマンション。

 変な音が聞こえたりしませんか?

 家電のモーター音や、外の音に混じった明らかな異音。


本日は、そんな音にまつわる話。


 ベランダの異音


 「先月にね、引っ越ししたんだ。もし良かったら、今度うちに遊びに来ない?」


 唐突に、こんな話をして来た古くからの友人Aさん。

 引っ越し祝いがてら、遊びに行くかなとKさんは軽い気持ちで返事しました。 


 …行かなきゃ良かったと後で後悔したそうです。



 「適当に座ってて、コーヒー入れるね。」


 Aさんは、台所に行きお湯を沸かし出す。

 手持ち無沙汰なKさんは、台所に向かい部屋が広くて羨ましいなど話しかける。 


 「ん〜広いでしょ?家賃も相場より安くてね〜ただ……あ、コーヒー入ったよ〜。それでね、この近くにオシャレなカフェがあってさ~」


 言い淀むAさんに、その先を聞こうとするKさん。 しかし、遮るようにAさんはコーヒーを置き話題を変える。

 不思議に思いながらも世間話で盛り上がってるうちに、疑問は頭から消え去っていた。


 「あ…ちょっと、テレビつけていいかな?」


 夜もふけてきた頃、ソワソワしだしたAさん、急にテレビをつけだした。

 何故か、かなりのボリューム。

 Kさんは、近所迷惑になるから下げるように言うと更に焦りだしたAさん。


 「ダメ!このくらいじゃないと意味ないの!音が…音が聞こえちゃうの!音が…」


 うわ言のように繰り返すAさん。

 Kさんは、驚いてしまい何も言えなくなってしまった。 


 【カーン…カツーン…カーン…】 


 少し落ち着きを取り戻したKさん。

 Aさんに、改めてテレビの音を下げようと言おうとした時だった。

 微かに、テレビとは違う音が響く。

 何か聞こえないかAさんに言おうとした矢先。


 「聞こえる…こんなにボリューム上げても聞こえる!いやー!!」


 Aさんが、半狂乱で叫ぶ。

 Kさんは、訳が分からないままAさんを宥めようと肩に手をかける。


 「いやーー!ベランダ!ベランダから毎日!いつもこの時間に…もう嫌…」


 Kさんの手を払い除け、ベランダを指しながら泣き出すAさん。

 Kさんは、ベランダに目をやるとゆっくりとベランダに近づく。 


 【カツーン…カツーン…カーン…】


 先程より、音が鮮明に聞こえる。

 怖さもあったが、それよりも何があるのか知りたくなったKさん。

 一気に、ベランダの扉を開け外を見た。


 【カツーン…カーン…】


 音と共に、目に飛び込んできた光景に息をのむ。


 ヒールを履いた女性の足が、ベランダの柵に当たっている。

 上階から、垂れ下がっている女性の身体。

 Kさんは、思わず後ずさり床に座り込んだ。



 「毎日、その女の人が見えるの…ねぇ…この音…耳から離れないの…タスケテ…」


 振り向いた先には、虚ろな目でこちらを見下ろすAさん。

 Kさんは、恐怖のあまり外に飛びたしたそうです。 



後日、あの例のマンションを調べたKさん。


あのマンション、Aさんの上階の女性が昔にベランダから首吊りしてたそうです。

 丁度、Aさんの部屋のベランダの柵あたりに吊った身体があたる形で。


 Aさんは、今はそのマンションから引っ越したそうだとKさんは言っていました。 



 皆様のマンションは大丈夫ですか?

変な音しませんか?