8月15日。雨、14度。

 今日は低く雨雲が垂れ込め、一日中雨模様で肌寒い一日。気温も14度までしか上がらず8月とは思えない天気だ。今日、8月15日は終戦記念日。終戦記念日だからといってどうということもないのだが、日本ではこの日をどのように受け止めているのだろう。ネットで新聞を見ると、どこもかしこもオリンピックがトップ。沖縄の二紙は高校野球がトップ。まあ浦添商業が活躍していることもあり、また沖縄の終戦は6月23日とすれば仕方がないともいえる。戦後63年が過ぎ、8月15日は沖縄の6月23日、広島長崎の8月6日・9日ほど重みを持たなくなってきているのかもしれない。そう言う我が家でもTVはこのところ点けっぱなしにしている。ときどき覗きに行き、日本選手が出場していればそく国粋主義者に早変わりする。オリンピックの是非はともかくとして・・・。
 
 カンムリワシ・ゴンのブログ

 この二週間ほどの間に気がついたことで、前の日記に書き忘れたので記録のために書いておくのだが、8月に入ってツグミの鳴く声が聞こえなくなった。それが何日のことだったか思い出せないのだが、ツグミたちはそれぞれ相手を見つけ、子育てを始めたのだろう。そのかわりそれまで聞くことのなかった鳥の声が聞こえてくる。どんな鳥なのかと思いさがすのだが、なかなか姿を表してくれない。8月7日は立秋。たとえ真夏の暑さが続こうとも、動物たちは秋が来るのを敏感に察するのだろう。
 
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 さて、日本へ出発するまであと三日となってしまった。いつものことなのだが、日本へ行くのはもちろんうれしい。しかしその日が迫ってくると気が重くなり、このまま家でだらだらと過ごしていたいという気分になる。ひとつには、荷づくりという厄介な仕事が待っている。そして日本は遠い。今回はフランクフルト経由なので、飛行機の乗り継ぎがあり、そして成田という最悪な空港から都心までの移動がある。僕は東京の生まれ育ちなのだが、すでに我が家というものはないのでホテルに泊まらざるを得ない。そんなことも含め、今週は楽器通関のためのカルネという書類の更新に街へ行き、次の日に出来上がった書類を受け取るため再度街へ行ったのだが、家に帰ってから国際免許の期限が切れていることに気が付く始末。またまた街へ出向かなければならなかった。今日、運送会社のトラックがやってきて楽器を引き渡した。これで、どんな気分だろうと日本へは行かざるを得ない。楽器が無事に会場に届いてくれるといいのだが・・・。なにはともあれ、日本での仕事が始まるまでに、沖縄でぼんやりできる五日間がある。その五日間のことだけを想い、もくもくと出発準備をすることにしよう。

 写真は、我が家のシーサーと石敢當(写真をクリックすると大きな画像が見られます)