８月２３日。晴れ、３１度。
蛇行するライン川。
１８日にスイスの家を出てから５日経った。１９日は新宿で一泊し、２０日の昼過ぎまでにいくつかの用事を済ませ無事沖縄に着くことができた。その間、雨に降られることもなくスムーズに事が運んだのは幸運であった。
成田に着いて、１２時間吸えなかった煙草を吸いに喫煙所へ行ったら一人若い男が携帯で電話していた。大きな声で話していたので沖縄の共通語訛りだとすぐにわかった。羽田ならまだしも、成田で沖縄の言葉を聞くとは思ってもいなかったので、聞いた途端沖縄へ直行したくなったが、すべての予定を変えるわけにはゆかずひたすら我慢。２０日、所要の合間に軽く食べようと新宿を歩いていたら、沖縄そばの店をみつけ迷わず直行。久しぶりに食べる沖縄そばは本当にうまかった。そして夕方の便で沖縄へ。到着前、窓から見る沖縄本島はまことに美しく、帰ってきたという気持ちがわき起こる。馴染みのレンタカー屋に直行。レンタカー屋のオヤジは僕を見るなり「どうもどうも」と言い、借りる際の儀式をすべて省略し、頼んでもいないのにカーナビ付きの新車を回してくれた。これで僕の沖縄病はさらに重症度を増したようだ。そして「ポラン」に着きオーナー夫妻と再会。歓待され、病状はさらに悪化。
２１日、渡嘉敷から出てきてくれたかおりんと再会。さらにタピオカさんが合流。一日中国際通り近辺でゆんたくに暮れた。
天久の夕焼け。
人なつこい野良猫。
２２日、予定していた調べものがあったのだが、予想をはるかに超える大成果があり、ほとんど要入院のレヴェルに病状は近づいてきた。見ず知らずのよそ者に対しこうも温かく接して下さり、貴重な資料や証言を提供してくださったOさんと、会見をアレンジして下さったKさんに感謝。夕方はヌカラーさんと、そして夜はMさんとデートという恵まれた一日だった。
知念村の夜明け。
そして今日、これから予定の行動に移るのだが、その結果は明日にでも書き足すことにしよう。