※このお話は、我が家の長女ぴよちゃんがコロナの緊急事態宣言の一斉休校をきっかけに、中学3年生の時に不登校となり、回復して高校入学するまでを綴ったものです。
今、大変な思いをしている人たちの少しでもヒントになれば嬉しいです。
私の体験が皆さんに当てはまるわけではないので、参考の1つにしていただければと思います。
ぴよの不登校からの復活の話は前回で終わりの予定でした。
実はこの間に書いていない出来事はたくさんありました。
それを全て公表する訳にもいかず…悩んでいたのですが、これからの命を守るためにも1つだけ紹介したいと思います。
これはね・・・
本当に書くか迷った事…
もしかしたら数日後には削除するかもしれません。
ぴよの酷い症状が続いている時、1日30分くらいしか起きていられませんでした。
しかもベッドの上で目を開けてるだけって感じ。
その時にね、元気だったころに趣味でかぎ針をしてたんだけど、その時集めたお気に入りの毛糸で長ーいリリアンでできるマフラーみたいなのをひたすら編んでました。
学校以外のものに目を向けられるのはいい事だと見守ってたんだけど…
ある日、細くて長いマフラーみたいなのをカーテンレールに結んでたんだよね…
まだ輪にしてないよ。ただ結んでただけ…
意味わかりますよね?
もとは愛犬の冬服を編みたい!ってぴよが集めた可愛い色のキラキラの毛糸。
それがただの棒状となってカーテンレールから垂れ下がっていたんです。
見た瞬間、いろんなことが超高速で頭を駆け巡り
足の裏にも頭皮にも鳥肌が立ちました。
もうこれって親に何かをして欲しいとかっていう次元じゃなくて、ぴよ自分でも制御が聞かない状況。
私は家中の細長いものを捨てました。
もちろん、家にあるすべての毛糸に編み針、刺繍糸、マフラー、ミシンまで全て捨てました。
家族のバスタオルやベルト・長袖・長ズボンの服は隠して管理。
さらにボディタオル・サランラップ・ガムテープ・延長コードも車のトランクで管理し、私は自分のロングヘアすら切りました。
それ以外にもたくさんたくさん…。
それ捨てちゃ生活しずらいじゃん!ってものも徹底的に家から削除しました。
でもね、今のぴよはその頃の事を覚えていない。
それでいい
それでいいんです!
元気になった今も
「あの頃、あんなことあったよねー」
「ママ大変だったんだよー!」
って話は絶対しません。
いつか話すとしたら、ぴよかうりの娘が同じような状況になった時に言うかな・・・?
いつか誕生するかもしれない孫にそんな日が来ない事が一番です。
ただただ幸せに暮らして欲しい。
私が話す時があるとしたら、30年後くらいに年老いた私が、大好きな父(夫)と
「あんな日があって、その時こうだったんだよー。私頑張ったんだよー」
って、ハイボール吞みながらグダグダ話したいな。