ゆいぽん、お誕生日おめでとう。
キレキレダンス、ツンデレな狂犬。
いつまでもあなたの笑顔を見ていたいです。
この前のライブでレスをありがとう。
センター分けとか聞いてないから心臓飛び出ました。
そして、写真集発売もおめでとう。
どのゆいぽんも可愛くて綺麗でした。
書き続けたらキリがないのでここら辺で。
今日はりさぽんです。
誤字脱字、多目に見て下さい。
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待ちに待った日がやって来た。
そう。今日は愛して止まない由依の誕生日。
1ヶ月前から色々考えてたけど、やっとネタばらしできる。
まず、1つ目。
「由依ー」
『……また出掛けんの?』
「ごめんね。今日も帰り遅くなるから」
『…………行ってら』
たまにのオフ。せっかく由依といれるチャンスなのに、私はそれを無下にして友香やふーちゃんと会っていた。
それは由依の今の好みを知るために。
特にふーちゃんは最近由依と仲良いから、色々聞き出せて一緒に買い物にも付き合ってくれた。
誕生日プレゼント。喜んでくれるといいな。
そして2つ目。
『理佐ー』
「はいよー」
『次の日曜日、何の日か知ってる?』
「ん?なんかあったっけ?」
『……』
「……あ、てかその日夜まで仕事だわ。なんか予定あった?」
『……ううん、なんでもない』
はぁ。心が痛い。でもこれもサプライズの為。
由依の誕生日を知らないフリするのってきつい。
忘れるわけないじゃん。
だって私、由依のことこんなに愛してるんだよ?
そろそろ愛想尽かして別れ話……ってことになると困るので、ふーちゃんや美波には色々伝えておいたから大丈夫だろう。
ま、私のこと大好きな由依は、そんな話してこないだろうけど。
最後に、3つ目。
……これは、皆さんも当日のお楽しみに、ね?
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そんなこんなで色々と準備をしていた私。
当日の朝、まずは部屋を綺麗にして身支度を完了させたらある目的地へ。
そこである物を受け取り、次に向かったのはふーちゃんと行ったあのお店。
ふーちゃんはこれがいいと言っていたけれど、私は入った時から由依に似合いそうだなと思っていた物を手に取りレジへ。
朝から動いたのに既に夕方の16時。
予約していた時間は18時だから余裕だな。
よし。これで準備は整った。
後は、友香が上手く連れ出せているかどうか……
黒壁のオシャレなお店に入り、名前を伝えて個室へ案内される。
席に着き荷物をテーブル下へ。
さぁ、友香さんよ。頼みますよ。
現在時刻17時50分。
そろそろ来るはずだけど……
"こちらでございます"
『あ、はい』
お、この声は……
『失礼しまー…っ、え、、理佐…?』
「いらっしゃい。どうぞ」
席に着くよう示すと、驚きながら座る由依。
『え、あの、なに…?』
「由依。お誕生日おめでとう」
『……え、は、、え?』
そりゃあ驚くよね。だってそんな素振り見せて来なかったんだもん。
「23歳、おめでとう」
『……っ』
「……由依?」
『…もう…ばか、理佐のばかっっ!!』
「あっ、いや、ごめっ」
急に黙り込んだから何事かと覗き込むと、勢いよく顔をあげた由依の顔は涙でぐちゃぐちゃだった。
泣かせたかったわけではないので、これは想定外。
「ごめん、ごめんね…?」
『ばかっ…きらわれたのかと、おもった……』
「そんなわけない。私は由依のことこんなに大好きなのに」
『だって…最近…全然一緒にいてくれないし……せっかく次の日がオフで泊まってたのに、急に出掛けちゃうし……今日も夜までお仕事って言って、何の日か知らないって……』
うーん。案外計画通りなのでは?
ちゃんと私の思惑通りにハマってくれてる。
そんなピュアな由依、愛おしすぎるでしょ。
「うん。ごめんね?でもね由依。愛してる人の1年に1回しかない特別な日、私が忘れるわけないでしょ?」
『……うん、』
「今までのことはごめんね。由依に辛い思いばかりさせたね」
『……ほんとだよ』
「ふふっ…かわいい…」
泣きながら睨まれても可愛いしか出てこない。
「さ、とりあえず食べよ?」
『……ん、』
一通り食べ終わった後、いつもの感じに戻った由依は今までの不満を爆発させた。
結局最後は笑い話になっちゃったけど、これも私達らしいよね。
『もう、ほんと不安だったんだからね!』
「あーお腹いたっ」
『笑いすぎ!』
「ごめんごめんっ……あ、そうだ」
普通に楽しくて忘れそうだった。
お腹が捩れるまで笑い転げたお陰で、テーブル下の紙袋に気づく。
「これ、プレゼント」
『え、ほんとに?』
「なんで嘘なのよ」
『えへへ。でもありがとう』
えへへって。それ由依だけだからね、許されるの。
『開けてもいい?』
「どうぞ?」
紙袋の中には小さな白い箱。
『え、これってもしかしてさ……』
「んー?開けてみたら?」
『……え、?』
パカッと音を立てて開いたその中身を見て驚く由依。
『え、待って待って。もしかして箱だけ?くれるの』
「んなわけないでしょ」
そう言いながら由依の隣に腰かけて、ポケットからそこにあるはずだったものを取り出す。
「由依。手、出して」
『……ん』
そして、それを由依の左手の小指にはめた。
「由依。ここは、私が予約したからね」
左手の薬指。
そこは、絶対に私が渡したい。
『…うんっ、ぜったい…ね、?』
泣きながら微笑む由依は、この世で一番綺麗だ。
でもね。
もう1つ、受け取って欲しい物あるんだよ。由依?
「由依。今日この後空いてる?」
『ん?うん、空いてるけど……』
「よし、じゃあ行こ?」
『えっ、どこに、』
由依の手を掴んでお店を出る。
支払いどうすんのと聞く由依には、前払いで済ませてあると伝え目的地までタクシーを使った。
道中も色々聞いてきたけどはぐらかしながら、走ること数十分……
「ここから少し歩くよ」
『ねえ、どこ行くの?』
「近くに小さな公園って、良くない?」
『あ、ブランコあるじゃん!』
ふふ、かわいいなぁ。
ついさっきまで不服そうだったのに、ブランコ見つけた瞬間これだもんなぁ。
ここに決めて、良かったかな。
「さ、着いたよ」
『……え?』
「最上階だから、エレベーターにしよっか」
私の新しい家だと勝手に思い込む由依。
残念。半分合ってて半分ハズレ。
最上階に着き、目的の部屋の扉の前にきた。
ポケットから取り出したそれを、由依に渡す。
お揃いの、グループ在籍時のお互いのキーホルダーをつけた、それ。
「はい。これで開けてみて?」
『え、これって理佐のやつじゃん』
「あ、ちなみに私のは由依のだよ」
『……え、なに、』
「まあまあ。とにかく開けてよ」
段々と勘づいてきた由依を急かすように背中を押す。
ゆっくりとドアノブが回され、開けた先の光景。
『理佐……これ、って……』
「ま、中に入ろっか」
今にも泣き出しそうな由依を連れて中に入る。
1ヶ月前から色々と決めた部屋。
家具屋さんにふらっと入った時に、由依が気に入った物を選んだ。
一緒に住んだらこれがいい、と色々話してたから。
その時に家電は理佐に任せると言ってくれたから、そこは私が選んだ。
後は、寝室と食器ぐらいかな。
「どう?いい感じ?」
『これって……』
「うん。この前由依が言ってたやつ」
『もしかして、これも?』
「そうだよ?取り寄せたりして大変だったんだぁ」
『……理佐、ここって……』
あ、そうだ。
肝心な事言ってないじゃん。
「ごめん、勝手に決めちゃって。由依が良ければ、一緒に暮らさない?」
『……すむ…住むに決まってんじゃん!』
「良かった。じゃあ、明日から荷物持ってこなきゃね」
『……りさ』
「ん?」
『…………ありがとう』
「っ、おっと、」
勢いよく飛び付いてきた由依を何とか受け止めた。
じんわり胸元が濡れてきて、由依が泣いてるのが分かる。
「由依、このままでいいから聞いてね。まず、お誕生日おめでとう。それと、今まで不安にさせてごめん。3年前のあの日、私は大きな決断をした。同じグループ、女の子同士。だけどそんなの関係なく、由依だから好きになった。由依という人間が好きになった。今思うのは、あの時勇気を出して告白して良かったなって。由依が今でも隣にいてくれるのは、あの時の勇気のお陰だなって思うの。だからね、由依。これからも、たくさん喧嘩して、たくさん思い出作って、たくさんたくさん一緒に笑い合いたいです。その相手は由依がいいです。しわしわになっても、お互いを高め合えて一緒に笑い続ける相手は、由依がいいな。産まれてきてくれてありがとう。私と出会ってくれてありがとう。付き合って恋人になってくれてありがとう。私は世界で一番幸せ者です。
由依。今までもこれからも、愛してるよ」
『……………………私も、、愛してる』
由依。
お誕生日おめでとう。
そして、大好きだよ。