22日は休みで朝一番、映画を観てきました。

ずっと前から楽しみにしていた「陰陽師0」ラブ

https://wwws.warnerbros.co.jp/onmyoji0/

若き日の安倍晴明と源博雅の出会いと活躍を描いています。


私は高校の頃から夢枕獏さんの陰陽師シリーズの大ファンです。

でも、結婚してから本は実家にあり、かなりご無沙汰にしてますが😅

今まで何回か映画化、ドラマ化されてきて、どれも原作とはかけ離れちゃってますが、それはそれで別物として楽しんでますラブラブ

原作小説はかな〜り地味なんです。

ド派手に物の怪とバトルなんてしないし、平安京を転覆させようとする悪者も出てきません。

基本的にはどこそこの誰やらの屋敷で怪異があるみたい、あ、そう行ってみる?みたいな流れで事件(怪異)に首を突っ込んで解決する短編集です。

個人的には安倍晴明と親友の源博雅が酒呑んで話してるだけのシーンに癒やされてます☺

それをそのまま映画化したら、大層盛り上がりにかけるでしょうね😅

今回もクライマックスはなかなかド派手にやらかしてましたが、面白かったです。

個人的には以前の映画(野村萬斎さん主演のもの)より好きかもラブ

続編、作ってほしいです。

あまり、内容にふれるとネタバレしちゃいそうなので、ストーリーなどは上記のホームページでどうぞ☺


さて、原作小説の陰陽師でもよく語られ、今回の映画でもとても重要なポイントだった概念で「呪」というものがあります。

「のろい」と書いて「しゅ」と読みます。

ストーリー上、重要なので映画の冒頭でも説明されます。

「呪」と聞けば何やら魔法のような呪術を使って人を呪うみたいなのや、真夜中に藁人形をカーン、カーンと打ちまくっているのを思い浮かべますが、夢枕獏さんの陰陽師の世界では『呪』とは簡単に言えば『言葉によって他人に暗示をかけること』です。

映画の安倍晴明のセリフでは、

「言葉によって人を誘導し、感覚を使って補強する」

とあります。

これって、何か心当たりありません?

このセリフにはこう続きます。

「呪の本質は本人、つまり呪をかけられる側にある」

「真実と事実の違いを知っているか?事実とはあるがままの出来事。真実とは、その人間の主観に基づいて導かれた結論。つまり、個人個人の受け取り方によって変化する『概念』であり、『呪』。真実は人の数だけあるってことさ」

「ようは思い込みってこと?」

「そうとも言う」


この概念の『呪』なら現代においてもありますよね。

何か心当たりありません?

この数年で、他人に風邪を決してうつしてはいけないという強い『呪』、コロナにかかると肺炎になって必ず死ぬ、または普通の薬では治らないという強い『呪』、外の空気を直接吸ってはいけないという強い『呪』がかけられた、といえます。

真実と事実についてもそう。

事実=ワクチンやマスクをしてもコロナ感染者数世界一であること。ワクチン接種始めたのちに感染者数が増えたこと。ワクチンでの健康被害者数など実際に出ている数字であったり、ほとんどの人が普通に治ってるなど、起こっている事象であったり。

でも真実は人それぞれ。人によってはテレビのコメンテーターが言ってることが真実な人もいるわけです。

こうして当てはめて考えるとわかりやすいな~と思いながら映画を観てました。


しかもこんなセリフまでありました。


陰陽師の才能を買われ、陰陽寮の学生となった晴明が師であり恩人でもある賀茂忠行にこう言いました。

「職を維持するために、いもしない『鬼』を広めてその恐怖を吹聴し、怪しげな占いや儀式を用いてさらに不安を煽り、ないものをさもあるかのように見せかける『陰陽師』などという仕事にはまったく興味をもてないんです」


もうね、ここまで言えば何か示唆してる?と思いたくなります😅


さて、映画が終わって明るくなると、やっぱりいるわいるわ😷の人。

割と多いです。

う〜ん、『呪』の話、理解できたかなぁ?

お昼ごはん食べにフードコートに行ってもいるわいるわ😷の人。

食べてさっと😷してる。久々に見た尾身食い😂

まだまだ日本人は『呪』にかかり続けています😨


映画で晴明様は面白いこと言ってました。


馬鹿な人間ほど、呪にかかりやすい


んだそうです🤗

くれぐれも変な『呪』をかけられないよう、お気をつけください😊


※映画のセリフについては映画ノベライズ『陰陽師0』より引用しました。