こんばんは。
ご訪問くださり、ありがとうございます。
こちらでは、主として腎不全のかた、腹膜透析の方向けに、お役立ち情報をご紹介させていただいております。
腹膜透析のかたのお腹から出ているカテーテルを固定する方法については、以前、①市販品篇と②結論篇に分けてご紹介しました。
市販品篇はカイロ用ベルトを転用、結論篇はスリットを入れたアンダーシャツにサージカルテープで貼り付ける、というものです。
ところが、最近のような猛暑日には、さすがにアンダーシャツとポロシャツを2枚着るのは暑すぎますし、しかも、カイロベルトすら暑苦しくてやってられない、ということに。
そこで、トランクスのウエストゴムの上から重ねて巻けて、しかも巻く部分はゴム一本のみ、という、猛暑時期対応のカテーテルポケット(袋)を作りました。
裏側です。
共布のベルトループをつけています。
ベルト通し穴の幅は2.5cmから3cmぐらいです。
【材料】
お好きな柄のガーゼハンカチ1枚
アイロン接着芯
白い糸
パンツのゴム
マジックテープ
今回使った素材は、ひこにゃんの刺繍の付いたガーゼハンカチです。
機材は、
鉛筆と定規とはさみのほかに、
・ミシンを使える方はミシン、ない方は縫い針
そのほかに
・アイロンとアイロン台(またはアイロン台のかわりに座布団+手ぬぐい)
【作り方】
1 接着芯を仕上がりの形に切る。
蓋+袋の背面側→横13cm、縦16cm
袋の前面側→横13cm、縦13cm
下側が丸くなってるほうがカテーテルのおさまりがいいので、できれば2枚とも下の角を丸くする。
2 完成サイズに切った接着芯をガーゼハンカチの裏側に乗せて、アイロンで加熱して押さえて接着させる。
※布に接着芯を乗せる時、まわりに縫い代として1cmの余裕をもたせる。
3 接着芯がガーゼハンカチにくっついて冷えたら、ガーゼハンカチを切る。
接着芯のまわりに1cmの縫い代(余白)を設けて切るようにする。
4 蓋の部分の周りを裏に折って、周りを縫う。本体の入れ口の上側も中に折って縫う。
5 表側と背面側を中表にして、外周を縫う。手縫いの場合は本返し縫いで。
6 表にひっくり返して、アイロンをかける。
7 あまり布を3cm×5cmぐらいにふたつ切り、両端を折り込んで細長いテープ状にして、合わせたところを縫う。
8 7で作ったテープ状のものを、C字型のベルトループになるように、袋の後ろ側の上部に縫い付ける。
9 本体の蓋の裏と、それに対応する前面上部にマジックテープをつける。
ゴム紐を腰回りに合わせて切り、両端にマジックテープをつける。
(スナップボタンでもよい。)
これでできあがりです。
接着芯を切るときに、鉛筆と定規でできあがりの形を書いて、フリーハンドで下側をお好みの形に丸く書いて1枚を切り取り、そのカーブに合わせてもう1枚の丸みを書くと、作業が楽かなと思います。
男性でも、小学校の家庭科レベルの作業で、おうちで1時間ぐらい工作すれば完成しますので、プラモ気分でチャレンジなさってみてください。
接着芯を熱で圧着するときに接着剤のついている側をハンカチに当てるよう気をつけることがポイントです。
(糊はキラキラしてるのでわかると思います。)
いつ終わるかもわからないような記録的猛暑が続きますが、皆様がうまくカテーテルを固定して、涼しくお過ごしいただけますように。
いつもコメントやイイネをありがとうございます。
とても励みになっております。