こんばんは。
ご訪問くださり、ありがとうございます。
こちらのブログでは、基本的には腎不全や腹膜透析のかたに何らかのお役に立つと思われる情報を書くようにしておりますが、今日は、病気平癒祈願などとの関係で、京都の
八坂庚申堂(金剛寺)
についてご紹介します。
【アクセス】
八坂庚申堂は、八坂神社の南門(実はこちらが正門です。)から出て、そのまま、下河原通を南にまっすぐ歩いていった先にあります。
八坂庚申堂は「くくり猿」という願掛けグッズを使った願掛けが有名なのですが、そのくくり猿がまるで手毬のような形で、しかもカラフルなものであることから、くくり猿が一面に吊るされた境内はとてもインスタ映えする景色となっており、そのせいで
お参りではなく観光や写真撮影のためだけに来ている、貸衣装の着物を着たギャルと外国人
であふれかえっています。
お参りもしないで写真だけパチパチとって去っていく若い人も少なくありません💧
しかし、この八坂庚申堂は、実は
ものすごく霊験あらたかな、有難い病気平癒のお寺
なのです。
【御由緒】
八坂庚申堂を建てたのは、
浄蔵貴所
という、法力がめちゃくちゃ強いことで知られている平安時代の高僧です。
ちょうど菅原道真公と同じ時代の方で、藤原時平が病死したのは、浄蔵貴所が時平のためにやっていた加持祈祷を、龍神のお告げで中止したからだと言われています。
法力で人を生き返らせた話や、八坂の塔が傾いたとき、法力でまっすぐに戻した話などが有名です。
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青面金剛様は、三尸(さんし)という悪い虫を押えてくださる仏様だと言われています。
三尸とは、体の中にいる虫で、60日に1回、庚申(かのえさる。こうしん)の日に寝ている間に体から抜け出して天帝にその人の悪事を報告に行く、と言われています。
このため、昔は、庚申待ちといって、庚申の夜は寝ないで徹夜する、という習わしがありました。
青面金剛様は、その三尸を押えてくださるほか、悪人をこらしめ、善人を助けてくださる仏様だと言われています。
八坂庚申堂では、60日に1回の周期で回ってくる庚申の日がご縁日で、その日は1日3回護摩祈祷があります。
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以下、公式サイトからの引用です。
公式サイトの「青面金剛」というところをご覧ください。
【ご祈祷について】
八坂庚申堂のご祈祷は、他のお寺とは全く違う、独特のご祈祷です。
唱えるお経や真言も、他のお寺とは全然違います。
般若心経は唱えておられましたが、それ以外が非常に特徴的です。
※通常は、般若心経、観音経、理趣経などと、大日如来や不動明王真言、御本尊真言を唱えるご祈祷が多いです。
なにより、最後の方でしてくださるお加持(何らかの法具で背中を何度も転がすように叩いてくださいます。)が、ええーっ!というぐらいビリビリと電流が走る感じがして(表現がやや変ですが)、肩や首のあたりの重さがたちまちスカーッとなくなり、ついていた悪いものがいまのお加持でとれた!と体感できます。
体に電流の走るお加持、と言うと、他では比叡山の千日回峰行者の光永圓道大阿闍梨のお数珠のお加持が凄かったのですが、八坂庚申堂も、ご住職の法力のおかげなのかもしれません。
1 こんにゃく封じ祈祷
ご祈祷の際、黄色いヒトガタに名前と年齢、病名を書いて、それをこんにゃくで封じて、本人の病気をそれによってこんにゃくに封じ込め、こんにゃくが乾燥していくにつれて病気もカラカラに乾いて消えていく、というものです。
浄蔵貴所が始めた秘法だそうです。
本当はヒトガタこんにゃくを持ち帰って自宅に吊るすのだそうですが、ご住職曰く
「かなり臭うんですわ。普通のお宅では大変なので、それで、こちらの本堂でおまつりしています。」
とのことで、本堂の端のヒトガタ吊るし棚に吊るして乾かしていただけます。
効力抜群の背中のお加持は、こちらの祈祷でしていただきました。
祈願料は3000円です。
(それ以上たくさん包むのは自由、ということのようです。)
お布施を
1万円にすると、1年間、継続して祈祷していただけます。
庚申の日にもおふだを護摩の火であぶっていただけるそうです。
最初は、危篤で入院中の姑の代参で私がご祈祷を受けたのですが、代理なのに私までお加持でビシバシ背中を祓っていただけて、スッキリ爽やかになりました。
姑が全快して退院したので、先日、主人の病気平癒と合わせて、私自身も「身体健康」でご祈祷していただき、さらにすっきりしました😄
普通のお寺では、願主の名前と願旨は、せいぜい多くて2回読み上げるぐらいなのですが、こちらは5回以上、何度も読み上げて丁寧にお願いしてくださいます。
岡野玲子さんのコミックス「陰陽師」にも出てきたような、密教系のレアな真言もたくさん唱えてくださいますので、本当に有難いです。
また、八坂庚申堂の本堂は、普通にお参りすると、くくり猿のついたてが正面に立てられているため、御本尊も御前立も全く拝めないのですが(ついたてしか見えません)、ご祈祷をお願いすると本堂に上げていただけて、住職の隣の椅子に座ってお参りできます。
祈祷のときは御前立の厨子の扉を開けてくださり、途中で御本尊の真ん前まで行って焼香+お願い事をさせてくださいますので、めちゃくちゃ濃いお参りができます。
これで3000円?!という充実度です。
2 たれこ封じ祈祷
下の世話にならない、というご祈祷です。尿や便の関係の病にごりやくがあります。
新品の下着(パンティやトランクスなど)を購入してお渡しすると、それに☆のセーマン印のはんこを押してご祈祷になります。
ご祈祷が終わったら、☆付下着はお下がりとしていただいて帰り、その下着を患者本人の使う下着入れのタンスの引き出しに納めます。
姑は肺水腫や冠動脈閉鎖で意識不明の重体になって救急搬送され、気管切開が必要だが、おそらく死亡の可能性のほうが高い、と言われたあと、
八坂庚申堂のこんにゃく祈祷
と
因幡薬師の護摩祈祷
と
柳谷観音の特別開帳祈祷
で奇跡的なV字回復をしました。
ところが、今度は長期間尿道カテーテルを入れられていたせいで尿が出ない「尿閉」になりました。
医師が、いついつになれば尿も出てくるだろう、と言っていた時期になっても全然回復せず、今後は一生、カテーテルで導尿しないと自力排尿は無理かも、と言われたため、また八坂庚申堂で今度は
たれこ封じ祈祷
をしていただいたところ、翌日、とつぜん自力で尿が出ました。
ミラクルなお力のあるご祈祷です!
お寺に入ると、とにかくギャルと外国人観光客でごった返しているので引くと思いますが、あらかじめお電話で予約してからご祈祷されると、驚くほど厚いご加護がいただけますので、ご病気でお悩みの方は、ぜひ一度お参りされるとよろしいのではないかと思います。
なお、庚申のご縁日以外は、ご住職が出張されることもあるので、祈祷については事前に電話予約してほしい、とのことでした。
皆様がよいお参りをすることができて、すっきりお清めされて、お願いごとが叶いますように。