こんばんは。


こちらでは、腹膜透析のとき、隙間グッズ的に便利なものをご紹介します。


1  旅先での透析に、鴨居フックとキッチンスケール


自宅で手動透析するときは、アマゾンで買った点滴スタンドを使うのですが、旅行中に旅館などに泊まるときはそういうわけにもいきません。


S字フックがあれば、大抵はなんとかなる…のですが、うまくひっかからないとか、ガタッと落ちそう、というとき、この鴨居用のひっかけグッズが役に立ちます。





物干し竿が載せられるしっかりした構造なので、非常に便利です。


また、自宅ではアナログな台秤を排液の計量に使う方が多いと思いますが、旅先では、


「ぽかおんに余裕で入るサイズの小さめの平たいデジタルキッチンスケール」

   ※3kgぐらいまで計れるもの

と、

「キッチンスケールに乗せて、排液バッグを支えつつ重さを計るためのプラスチックの長方形の容器」

   ※キッチンスケールよりひと周り大きくて、キッチンスケールがその容器にすっぽり入り、かつ、容器ごとぽかおんにおさまるサイズ、がベストです。無印良品や百均などにいろいろあります。


があると、荷物がコンパクトにまとまるうえ、旅先でもきっちり排液量を計った透析がしやすいです。

【11/2追記】

うちで使っているキッチンスケールとプラスチック箱はこちらです。

プラ箱は無印良品のものです。






なお、洋風ホテルでは鴨居がないですが、あらかじめホテルに

「透析に点滴スタンドのようなものがあると助かるのですが、帽子掛けやコート掛けのような、点滴スタンドのかわりに使えるものがあれば貸してください」

と頼んでおくと、部屋に用意してくれるところもあります。


2  ゴミの捨て方


透析液のバッグのゴミが毎日大量に出ますが、夜間透析のゴミは、全部重ねてぐるぐる巻きにすると、5袋使っていてもこの程度までは減量できます。

重ねてぐるぐる巻き、はとても便利です。



透析液の入っているカサカサするビニール袋も、一晩分を全部重ねて小さく折り畳み、バクスターの段ボールに使われてるガムテープをはがしたやつ(結構、粘着力強いままはがれてきますよね)でぐるぐる巻きにすると、てのひらサイズまで圧縮できます。


3  横寝枕


夜間透析は、いかに「寝ている間にスムーズに排液させるか」が勝負です。

やはり、横向きで寝るのが一番うまく排液するので、横寝がらくに自然にできる枕があると、本人もよく寝られて体が楽だし、透析結果もよくなります。


主人は、寝られない、寝られないという辛い日々が長く続いたのですが、こちらの枕に替えたら、朝まで(最終排液タイムまで)中途覚醒せずにぐっすり寝られるようになった、と申しております。


ネルチャーさんの「横寝枕MUGON2」

です。




最初は初代「MUGON」を買って超お気に入りになり、その後、改良最新型のMUGON2が出たというので買い足しました。


初代はやや小さいので、旅行の時などにトランクに詰めて持って行っています。

(トランクの片側が一杯になりますが。)




下側の方が小さい不思議な形で、殻から外したアワビの身みたいな感じなのですが、そのおかげで、こんな体勢で手が枕の下に入り、横向きのままでも肩が辛くなりません。

私は同じメーカーの「整体枕ロング」を使っているのですが、そちらだと、どうしても仰向けに寝てしまうので、夜間透析するかたは横向きに寝やすいこちらの枕があると違うのでは、と思います。

MUGON2についてくる専用カバーは、ダブルガーゼでとても肌触りがいいです。

初代MUGONのカバーはキルティング風で肌触りはいまいちなのですが、枕が小さめなので、市販の枕カバーの大きいサイズのものをはめて使えます。

これまで枕難民だったのが嘘のようで、ネルチャーさんの製品はうちの夫婦にはすごく合いました。
(うちの押し入れはロフテーとかエアウィーヴとか、各種メーカーさんの「寝やすい」と称する枕の墓場になっています。)

ただ、あくまでも人によって合う、合わないはありますので、どこかでためしてみることができたらチャレンジしてみてもいいのでは、と思います。

出口部まわりのテープかぶれ対策や、カテーテルの処遇については、また明日以降、お書きしますね。

(10/31加筆)
鴨居フックと横寝枕のリンクをうまく貼れるようになりましたので、こちらにまとめて貼っておきます。