「ロキソニン置いてますか?」と聞かれることがしばしばあります。

 

が、ロキソニン(ロキソプロフェン)は、薬剤師が常駐している店じゃないと取り扱えない薬なんですよね(1類)。

ので、確実に買うには横に調剤薬局を併設してるようなドラッグストアに行くのがベストです。

 

しかしまあ、ロキソニン好き多いですよね。

一体何故なのか。

 

ロキソプロフェンって、世界ではほとんど使われておらず、症例数が足りていないので安全性が確認されてないから、1類に分類されてるわけですよ。

 

15歳未満は使えない(市販薬)し、インフルエンザにも使えないし、妊娠中も避けた方が良いし、効果もそこまでイブプロフェンと変わらない(心持ち効果が出るのは早いかも)上に、安全性は未確認。

 

ロキソプロフェン使うならイブプロフェンで良いじゃん、と思うんですが、何故なのか…。

 

ちなみにコロナの場合、ロキソプロフェンのリスクは判明していませんが、インフルエンザで不可のことを考えると、個人的には避けた方がいいんじゃないかなと思ってます。

 

知人がコロナ中にロキソプロフェン使った時に、一気に熱は下がるものの下がった状態での寒気が酷く、薬が切れたらまたポーンと熱が上がると。

 

寒気というのは、体が免疫力を高めるために体温を上げようとして起こる生理現象ですから、ロキソプロフェンで一気に熱を下げるとコロナウイルスと戦う力を体から奪っているのでは、と思うんですよね。で、なんとか体温を上げようとして、すごい寒気が起こる。

 

多分、コロナの場合はイブプロフェンでも似たような挙動が見られるんじゃないかと思ってるんですが、いまだにコロナ未感染のため自分の体で試せてないのでちょっと分かりません。罹患したら試してみようと思ってます。

 

まあ、インフルエンザやらコロナやらが流行ってる時は、無難にアセトアミノフェンを常備しておくのが一番でしょうねえ。

 

アセトアミノフェンは基本的に容量依存性はないとされていますが、それは500mg以上使用した場合の話であって、〜500mgまでは容量依存的に作用が強くなります。

 

1日1500mgまではOKなので、こりゃヤバいと思ったらアセトアミノフェン500mg飲むのが一番じゃないかと思ってます。副作用もほとんどないし。

 

ただ、日本の市販薬では1錠あたり100mgが多く、500mg飲むには5錠も飲まないとならないんですよね。多く配合されてるので、1錠あたり300mgとか。

 

これがアメリカだと、タイレノール1錠に500mgアセトアミノフェン配合された「Extra Strength」と記載されたやつが売ってるんですよ。そこら辺のスーパーに。(写真参照)

 

ので、夫J氏がアメリカ出張行く時には、お土産にアセトアミノフェン500mg入ったタイレノールをお願いしてます。でかいボトルに100錠とか入って$30弱(昔住んでた時)だったので、日本の薬よりは遥かに安いんです。

 

アメリカのタイレノールは色がケバケバしくてヤバいですが、一回某スーパーのPB品的アセトアミノフェン500mgの薬を飲んだら錠剤が驚くほどデカくて、飲み込むのが大変でした。

 

ので、まだ色がヤバいだけのタイレノールは親切設計なのかもと思ってます。