年末年始にアミの三部作の

「戻ってきたアミ」と「アミ 三度目の約束」を読んだ。



 さくらももこさんの可愛らしい挿絵の本、「アミ小さな宇宙人」はだいぶ以前に読んでいたのだけれど、続編の存在を知らなかった。


 この本を読んだことのある皆さんもそうかもしれないけれど、私は「アミ」のお話は、実話だと思って読んでいる。


「地震から地球を守る仕事」ということが「戻ってきたアミ」の中に書いてあった。


 震災を出来るだけ小さくするために地下深くのマントルまで潜り、出来る限り衝撃を少なくするように 人知れず頑張ってくれている宇宙の存在がいるそうなのだ。もしかして大きな被害をくいとめてくれていた…としても、今回の能登半島の悲しみは深い。


 私の心の中には、2つのぐるぐる矛盾した気持ちがある。


 一つは こんな時私は何をしたらいいんだろうと言うこと。


きたる災難を伝える?

愛が大切と伝える?

日本に与えられた役割を伝える?

何かを伝えようとしても

どれも、うまく伝えられず、浮いてしまうような所在ない感じがしてしまう。


 もう一つは恐怖心。災害に対して自分も助かりたい、痛い、怖い思いをしたくないと言う自己保存の気持ち。


 それでもアミは、災害を避けて自分たちの命の救済を求めて山などに逃げるということに対して、

「心身の浄化や精神の進歩という名目があったとしても、カモフラージュされたエゴイズムがあると、助からないんだ…」と書いてあり、ドキッとさせられる。。゚(゚´ω`゚)゚。

(咄嗟の避難や二次災害を避けるための避難ではなく、救済をせずに自分たちだけのコミュニティを作るようなことを言っている。)

今いるところで、より良く生きることが大切なのだ、と自分を戒める。


 今回多くの命が失われてしまったことに対して、自分に出来ることはささやかな祈りを捧げることしかできず、すみません。(T ^ T)


 私も被災の経験があります。避難されている方々が少しでも希望を持って歩んでいかれますように。