先週これから忙しいからと

お盆前に息子が帰省した


彼女と一緒に暮らすとのこと

広い部屋に引越しする予定だということ


うちに帰ってきて息子は散歩に出た

中学校の方からおばあちゃんの家まで

歩いてみたと

変わらないねーと言ってた


彼はこれからまた新しい人生を歩むんだね

とうぶんこちらに帰ることはないだろう

そんな気がして寂しい

これから彼女と新しい生活が待っていて

わくわくなんだろうな

本当に離れるのは心の距離だなあ

母親は彼女の次になってしまうのだな


2人の人生が楽しく幸せであれ

母はそうあって欲しいと願うだけ


いやこれ

娘も結婚するなりして手が離れたら

例え一緒に暮らすとしても

きっと寂しいだろうな

もっともっと寂しいんだろうな


それは悲しいことじゃないけどさ

独りぼっちを強く感じるのはつらい


そばにいても寂しいのは心の距離が

離れているからだ


息子の方は同棲の許しをもらうため

彼女の実家でご家族に会っているんだが

同居じゃないおばあちゃんまで

顔を見に来たと言ってた

ちゃんと許しをもらったそうだ


結婚を前提にという話なんだろうけど

どこの馬の骨かわからん男に

大事な娘さんを預けて大丈夫なのかな

本当に心配よ、もう


そして

私の方はまだ彼女に会えてないんだが

どうするん


彼女の実家がちょっと遠方なので

ご両親は新居が決まったら見に来るらしい

そのついでに我が家にも来たいと

言ってるらしい

まだ先だよ秋頃だと思うという息子の話は 

たぶんその通りになるはずだ


えっと緊張する


本当に結婚するのかどうか

まだはっきり言わないし

お式は2人ともやりたくないらしく

もしやるなら両方の家族のみくらいで

良いと考えているらしい


ということで


まあそういうのでいいのかな

暮らしてみて結婚は無理だった

というのはあるんだろうし、ね


2人で決めたこと

2人に任せて見守るしかないのでしょう

 

息子は10年以上実家に戻ることなく

実家に泣き言も言わず1人で頑張って

きたと思う

それだけで立派な大人になったと

母は思ってるよ

ちゃんと働いて稼いでやっていけると

自信がついた証拠だろうと思う


それまでの10年でどんな生活を過ごし

その過程でどんな思想になって

どんな大人になっていったのか

母には全然分からない

母にとってはまだ子供のままのようで

頼りなくてそんなところから変わらないのだ


嬉しくもあり寂しくもあり