デジカメの時刻設定を忘れたまま暫く撮影していた
日本との時差は-19時間なのでプラス5時間して1日引くとわかりやすい
これから訪れるタハア島(本島)はバニラ・アイランドの別名を持つ
年間25~30tのバニラが海外に輸出されるが、その約70%がタハア産だという
200以上のバニラ農園があり、黒蝶真珠と並び主要な産業になりつつある
タハア産バニラは”ブラックダイヤ”と呼ばれている(と農園で説明を受けた)
確か1キロ6万円くらいで取引されるとか
お土産用の5,6本袋入りのモノが3,000円位なので20袋購入分すると100~120本程ということか
料理などで食材として使う事がないので正直ピンとこないが
横に置いてあったラム酒(タハア島特産品)の小瓶が2,000円位なので確かに高価な気がする
ウチのようにアイスクリームの香りづけ程度だとラム酒は何年も持ちそうだから
ポリネシアでは蜂がいないため、バニラの受粉はひとつひとつ手作業でおこなわれる
ドライバー兼ガイドのお母さんが実演してくれた
蕾が幾つか見えているが8個位ある中で、なぜか2輪しか咲かないと言っていた
オーキッド!!そうか、バニラは蘭の仲間だったのか
受粉後、実をつけるまで約9カ月、さらに1カ月で外皮が緑から薄茶色になって収穫を迎える
1日3時間ずつ4カ月天日干し、その間サヤの中の粒子が片寄らないようにマッサージする、という手間ひまをかけ、大きさ別に仕分けされる
バニラの香りづけした粉コーヒーや紅茶、ブラックパール(黒真珠)も販売されていた
お目当てのHINANO Tシャツまで農園で見つかるとは!!
(前々日スタッフ用ボートに乗せてもらいライアテア島ウツロアの街に出かけたところだった)
ウェルカムドリンクと大皿にドーンと気前よく盛られたパパイヤやパイナップルをご馳走になった
トロピカルフルーツなど自然の恵みも豊かなのである
農園のマダムたちも気さくでタヒチアンダンスの話題で盛り上がった
(公用語がフランス語とタヒチ語なのでお互い歩み寄りの英会話で通じてヨカッタ)
タハア島本島の中央、山間部をラム酒工場(原材料サトウキビ)とバニラ農園を立寄りながら横断したのち、海岸沿いの道路の途中ブラックパールの養殖場を見学して戻ってきた
つまり島内を半円で約半周するコースだった
パパイヤの木には雌雄がある、という説明中にパチリ
ガイドのお母さんは所々停車しては、パンダナスやローズウッドの木、パパイヤやバナナ、サトウキビや花々について、英語での説明が聞き取れるまで熱心に説明してくれた
ヤシの実(同じく特産品)もナタで割って皮を剥いで食べさせてくれた
カットされたココナツを天日干ししているところ
半分葉っぱに隠れているが雨天時には奥の三角屋根が手前にスライドして雨水を防ぐ
オオーッ
毎年7月にはタヒチ島でヘイバというタヒチ最大の祭りがある
TVの旅番組でココナツ割り競技でタハア島チームが優勝するのを見た
タヒチの女性は働きものなのだ(というイメージは以前からあった)
生真面目なお母さんは愛想笑いなど一度もしなかった
お別れの時わずかなチップを渡したかった
この日のツアーは貸切状態だったから
お母さんは「おーマダム…」と申し訳なさそうな顔をした
「あなたのマツダ(自動車)によ」と言うと笑みがこぼれた
「やった!!」(心の声)
トラックの荷台で全身風を感じながら日常風景を巡るツアーは故郷への里帰りのようにタヒチを感じることができた
本島にこられて本当にヨカッタ
この上なくシアワセな時間、そして体験だったのだ
遠くにボラボラ島を眺める沖には客船ポール・ゴーギャン号が停泊する
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