息子の腸のお話病院(長文です)




たまひよブログを読んでくださってた方や、
インスタずっと見てくれてる方は
知ってくれてるお話になりますが、今一度。



2016年3月、第一子妊娠発覚。
予定日は11月7日。妊娠5ヵ月頃には
男の子と確定‼️すくすく問題なく
育ってくれていました。



しかし、妊娠後期、8ヵ月頃、
いつも通りいつもと変わらず
妊婦健診に行った際、

「エコー写真に気になる影が写っているから
大学病院で精密検査を」と医師から告げられ…



すぐに大学病院に行き検査を受けました。
何度も何度も検査しました。





【胎便性腹膜炎】と言われました。




胎児の腸が、なんらかの原因でねじれて
しまって、途中で封鎖され、腸の機能が
使えてなくて、そこでパンクして、
穴があいているとこのこと、、、。




出産したらすぐ腸の手術が必要で、
ねじれている箇所を切断→繋ぎ合わせる。




様子を見つつ、胎児をもう出した方が
いいと判断するまでは、とりあえず、
予定日ギリギリまで私のお腹の中で
胎児を成長させましょう、とのこと。




妊娠37週で、「来週38週で計画分娩します」と。





2016年10月24日に誘発分娩が決まり、
その日が"息子の誕生日"と必然的に決定。





出産後、腸が使えないということは、
ミルクを飲むことも、排出することも
できないため、、、生きていくことが
とても難しい状況。




私のお腹の中にいれば、へその緒から
栄養を与えられるけど…




「生きて産まれても、難しい」と、
言われ続けた妊娠後期は、私にとって、
本当につらくて残酷な日々でした。




「こんな目に遭わせてごめん」




自分を責めて責めて憎みました。





自分が普段食べたり飲んだり
寝たり起きたり、、、何をしても何かを
改善しても、何も変わらないとのことで…。

どうにかして、お腹の赤ちゃんが少しでも
良くなるようにしてあげたいのに…
何もしてあげられない自分にも、
ものすごくもどかしかったし悔しかった。





ただ、祈るしか出来なかった。






2016年10月24日計画通り出産。
産んですぐ一緒に写真撮るなんてことも
できずに、赤ちゃんは緊急治療室に
運ばれて行った。



産声が聞こえた。その時は涙が
ぶわーーーって溢れた。





「がんばってね。生きてお願い」







約8時間後、保育器の中にいる赤ちゃんと
やっとご対面。
.
頭には脳波を計測する機械がたくさん。
胸部・腹部にもたくさん心電図とか
色々の機械がついてるし、両手両足にも点滴。
鼻と口にはチューブ。





目を閉じてぐっすり寝ていた。





現実を目の前に、見たこともない光景に
ただただ、夢を見ているようでした。






触ることも、いつ抱っこ出来るのかも
わからないし、2000gほどしかなくて
小さくて、、、






とりあえず自分は、いつか飲める日の時のために搾乳をひたすら頑張った。







1週間後の11月1日、
いよいよ腸を切断&繋ぐ手術。




お腹をあけてみて、1度で出来るか、
難しい状況だったら、何度かにわけたり、
人工肛門になる可能性もあるとか、、、






約7時間、手術室の前で待ち続けた。



深夜、ようやく手術が終わり、
先生だけが
出てきた。



かなり腸全体がくっついてベチャベチャに
なってて、それを剥がすだけでも大変
だったらしく、でもなんとか剥がして、
切断と繋ぐことができたと。

なんとか生きていくために必要な長さは
ギリギリ残せたけど、かなり短いから、
腸を成長させるには時間が結構かかる、
とか、、、。





1度で手術成功させてくださった奇跡のような
先生の神技に、ただただ感謝しかなくて…。




それから4ヶ月間、入院し、
何度も治療を繰り返しました。



けど、なかなか大きくなれなくて、
良くならなくて…





点滴の日々で肝臓に負担がかかり、黄疸になり、70倍も悪い数値だとか言われたり…😰



カテーテル手術もしたり
も色々多かったし、、、

でも、赤ちゃんは一生懸命生きてくれた。
大きな声で泣いてくれた。





初めて抱っこできた日、
初めて母乳をあげれた日、
初めて沐浴させてあげられた日、
初めて笑った日、、、。
今でも鮮明に覚えています。





生後2ヵ月でまだ2.000g。
生後3ヵ月で3.000g。
そして、
4ヵ月でようやく3.800gになり、
退院決定。
.
.
.
ようやく一緒におうちに帰れる日が🏠
.
.
慌ただしくって、心がついていけない日々で、
悩んだり落ち込んだりする間もなかったから…
がむしゃらに頑張れたし、
息子も一生懸命生きようと頑張ってくれたし、
そして何より先生や看護師さんなど、
息子に関わる全ての方のお力のおかげで、
生きることが出来ていて…。




息子の産院の皆様には本当に
感謝してもしきれなくて…。








こんなに長文書いて、何が言いたいかと
言いますと、

先日、3月18日、
息子の腸の定期健診に行きました病院





毎回、手術してくださった先生に
診てもらっいて、ここ1年は
「もう全く問題無いね!」と、
そろそろ定期健診も卒業かな?とも
言われるくらい、成長してくれていて…キラキラ



嬉しく思っていたのに、
先生が、「今月でこの病院を辞めます」と、
突然の告白に一瞬頭が真っ白に…。

そして、今までの御恩が頭にいっぱいになって、涙が出てきて…。息子の命の恩人の先生に
まだまだ感謝伝えきれてないのにお別れなんて。


先生は息子に「大きくなったね。頑張ったね。
元気でね。」って…。
成長した息子を嬉しそうな
眼差しで見てくださって。。。


そして私のお腹にいる第二子のことも
喜んでくださり、息子に
「お兄ちゃんになるんだね、よかったね!」と。。。






先生、、、本当に本当に
ありがとうございました。
ありがとうだけじゃ伝えきれないけど、
本当に、息子を救ってくださり、
ありがとうございました。





そんなことがありました。







息子のお話は、こちらのアメブロではなく、
"たまひよブログ"にみっちり書いていて、
【胎便性腹膜炎】と、web検索すると
私のブログが出てくるようで、
同じ悩みを持つ方から、
でもメッセージ頂くことがあります。





「励みになった」「頑張ろうと思った」
「息子さんが生きてることが希望の光」
などなど、温かいお言葉たくさんいただけて、
ただただ嬉しい限りです。


そして、質問やお悩みには全力で
答えさせて頂きますし、心
より赤ちゃんの回復祈ってます。




昨年連絡くださった方としばらくやりとりして、無事退院出来たって聞いた時、
本当に嬉しかったなぁキラキラ



同じ悩みを抱えた方に、
私が出来ることがあれば、
お助けできるのであれば答えたいし、
支えたいって思ってます。連絡ください。




インスタでハッシュタグで
見つけて頂けることも多くなりました。







ひとりで悩み抱えて苦しむ人が、
少しでもラクになれますように、と願ってます。





かなりの長文、お付き合い頂き
ありがとうございました。