よく一緒に服を買いに行っていた友人(当時10代~20代前半)と、限りある予算を手にあれこれ頭を悩ませながらこんな話をしていました。
「ここからここまで全部いただくわ、っていうの、やってみたい!」って。
同じデザインの色違いとか、よく悩んだんだよなー。どっちの色を買おうか。
好きな色と似合う色と使い勝手のいい色は微妙に違っていて、予算的には一着しか買えないので、そういう時はとても迷いました。
で、いいなと思ったものを全部買いたいよね、という発想に至ったわけです。
そういうお金持ちのマダムの真似をして遊んでました。馬鹿だなぁ。
今、あの頃想像した「お金持ちのマダム」くらいの年齢なんですが、よほど安い服でもない限り、今も「これ全部いただくわ」とは言えそうにない自分を鑑み、ちょっとため息が出ました。
あの頃、20年後、30年後なんて自分の年齢よりもっと長いし、思い描くことすらできない遠い未来だったのに、今、もうそこに立っているんだよな。
あの頃夢見たのとは違った形で。
そんな友人とは20代前半のころ、東京へ旅行に行ったのを最後に一緒に旅行をしたことはありません。彼女は子どもが何人かいて、そういう時間的余裕はなかったため。
でも、お子さんたちが乳幼児ではなくなったため、もう今なら行けるんじゃない?という話になりました。
まだ具体的にどこというのはないんですが、でも、「せっかくだからいいところに泊まろう」というあたりは共通した思いです。
そういった部分は大人になって予算的余裕が出たからこその予定であり、いやー大人になってよかったなーと思うことのひとつです。
楽しみだなあ、大人旅。
いいと思った場所に迷いなく行けるよう、資金を準備しておこう。