こないだから「グラスハート」という単語をちらちらネットで見かけるな…まさか私の知ってるグラスハートじゃないよね?かなり昔のラノベだぞ…と思っていたら本当にそのグラスハートでびっくりしています。
なんか、実写化するんだって。ええ!?90年代のラノベだよ!?と驚いて調べたら最新刊出たんだね。びっくりした。読みたい。
えーと、このグラスハートという小説は途中で出版社が変わったみたいなんですが、とりあえず初めはコバルト文庫から出てました。ラノベだけど、イラスト(漫画家の橋本みつるという方が描いてました。イラストレーターも何度か変わるんですが、初期はこの方)もおしゃれで、ちょっと他のラノベとは一線を画していた感じ。
主人公は高校生のバンド少女で、自分が所属していたバンドを理不尽な理由でクビになっちゃうんだけど、その直後天才作曲家から誘われて新しく始まる予定のバンドにドラマーとして参加する…というストーリーです。
当時高校生だった私は、バンドに憧れるドラム少女だったため、そりゃハマるわな。
当時ラノベで音楽や楽器が描かれているのも珍しかったけど、ましてドラマーが主人公なんてなかなかないもん。
私はバンドメンバーのひとり、主人公の朱音ちゃんより一つ年上の坂本くんがめちゃくちゃツボでした。
ぬぼーっとしたぼさぼさ頭のメガネくんで、頭はいいんだけど人付き合いは得意ではなく、繊細で、そのくせ辛辣なことも平気で言っちゃったりするんだけど作曲や演奏は天才的という。うん、ツボ。
なんかややこしい性格なんだよな、ちょっとひねくれてて。万事ストレートな朱音ちゃんとは意外といいコンビで好きです。
あと一番年上のギタリスト高岡さん、この人はひょうひょうとしていて掴みにくい性格なんだけど、実はとても面倒見が良くて、坂本くんのこともさりげなく見守ってるんだよね。このふたりのやり取りも好きでした。
いやーまさか令和の世になってから実写化とか。びっくりしたなー。