20歳前後の頃、GRAPEVINEというバンドが好きでした。
で、久しぶりに聴いてみてめっちゃ今も好きなことが分かりました。これは掘り下げていかねばなるまい。
当時、高校でちょこっと吹奏楽部にいた経験があるきりで、もう楽譜も読めなかったし楽器も触っておらず、音楽の細かいことは分かっていませんでした。
が、今聴くとですね、いいね。声はまあ、当時から分かっていましたが、演奏も素晴らしいです。もっとじっくり聴くべきだったな。
「Lifetime」や「Here」を聴きながら、よく某私鉄の始発から終点に乗ったものよ。当時の恋人に会いに行くのに。
なので、20代半ばになって聴き返した時、その頃のことがぶわーっと頭に浮かぶのが嫌だったな。(傷つくような終わり方だったので思い出したくなかった)
でも、そんな思い出より!この曲に対する愛の方があるんじゃい!!吹き飛ばしてやるわ!ってな具合に聴いたりしてたんだったなぁ。
今はまあ、そんな思い出もありましたな・・・という感じにおさまっており、聴きながらこの人たちはどんな音楽が好きなのかなとか、ベースかっこいいな!とか、ギターの乾き具合が好きだとか、まあドラムは別格で(自分がやっているのでドラマーは基本崇拝)、なんといっても声が好きです。
で、ですね。
ボーカルの田中和将氏は、「なんだか色気がある」とよく言われているのをネットなんかでよく見ます。
すっごいイケメンってわけではないんだけど、ほんとそう。不思議な魅力がある。
見た目だけの問題ではなくて、声の出し方とか、目線とか、生き方とか、色々理由はあるんだろうけど。
私、大抵どこに行っても「色気がない」って言われるんだけど、何なんだろう。色気ってどうやって出すんだろう。
内面からにじみ出るものなんだとしたら、私の中には色気が微塵もないってことになる。
これがね、外見とか喋り方とかだけならもう今更いいんだけど、音楽に関しても言われる。「もっと色気出して」とか。
ギターとか、サックスとかなら分かる。でも、打楽器で!?ちょっと初心者にはハードルが高い。
同じ打楽器の人たちを見てもそんなこと言われてるのは私だけだから、私だけ極端に色気がないってことなんだな・・・と地味に傷ついています。
出し方がわかんない。
田中さんの色気の数十分の一でいいからあやかりたい。
わからない時点で絶望的だけど。
20歳前後に好きだった曲を改めて聴いてみたら(GRAPEVINEに限らず)、ぎょっとすることが時折あります。歌詞がエロ過ぎて。
当時、ぜんっぜん分かってなかったな・・・感性が仕事してない。
今それに気付けたということはあの頃のままじゃないってことだけど、まあもういい大人だから知識が増えたのは普通のことだからな・・・。
当分、GRAPEVINE祭りを開催しようと思います。