今年小学校に入学した姪っ子がいるんですが、こないだ姪の母(私の義妹)が、「ある音楽を聴いていた時、どの楽器に興味があるか聞いたらギターと言われた」と言っていました。ギター!
義妹は結婚前ピアノの先生をやっていて、確か今もピアノ自体は家にあると思うんだけど(そしてギターはないはずだけど)、そうか、ギターなのか。
今のところ、義妹は積極的にピアノを教えようとは思っていないみたいなので、本人がやりたいと言ってきたら教える、ぐらいのスタンスなんじゃないかな。たぶん。
義妹の夫である私の弟は、楽器経験はゼロです。
思い起こせば、私は子どもの頃熱烈にピアノを習いたいと思っていた(母には駄目だと言われた)んだけど、そのきっかけは何だったんだろう。
周りにはピアノを習っている子が多かったから、それを見て憧れたのかな。
楽器経験の始まりは、幼稚園のピアニカだったと思う。
それから、父に買ってもらったオモチャのキーボード。それで、好きな曲を見様見真似で弾いたりしてたのは覚えている。
それで、中学生の頃新入生歓迎会で吹奏楽部を見てこれかっこいい!やりたい!と思ったのが…ドラム。何でやねん。全然毛色がちがうやん。
のちに何故パーカッションを選ぶことになったのか(ドラムに目がいったのか?)について、私は幼少期聴いていたサンタナ(ラテンロックの元祖。パーカッションの気合いがすごい曲が多い)が頭に残っていたからではないか?と推察し、なんとなく納得していたんですが。
姪っ子のギターの件で、ふと思いました。
…サンタナってギタリストだよね?と。
言うまでもないくらい有名なんですが、うん。カルロス・サンタナはギタリストです。世界的な。泣きのギター。
ギターを全く弾けない音色の聞き分けもできない私でも、サンタナのギターの音はサンタナだなーってわかるくらいすごいギタリストです。
ギターが主旋律のインストものもあるし、ギターの音はもちろん印象に残っているんですが、でも、私は「ギターをやってみたい」と思ったことはないんだよな。
同じ曲を聴いてもどこが印象に残るのか、人によって違うんだろうな…と改めて感じた次第です。
弟が自分の幼少期と同じく、家でビートルズやサンタナを流しているのかどうかは知りませんが、たぶん同じ道を通っても、姪っ子の行く道は私や弟とは違うんだろうな。
なるべく楽しい、お気に入りのものがいっぱい見つかる道だといいなと思います。