「KABUTO METAL」は中止となり、そこに出演予定だった北海道のSILVERBACKが今回のSHELLSHOCKの新作レコ発に出るという事になり、もうこれは行くしかない!という事になった…。行かない理由なんてない。
トップは果たしてSILVERBACK。
このバンドのライヴを見たのは昨年の6月のSOLITUDEの企画が初だったが、ともかくそのインスト・パートの充実さ、リズム隊の持つ独特のグルーヴ、そしてギターのKiyoさんの(スタイルは違うが。)デイヴ・ギルモアのような上半身裸で弾き切る熱きギター…そのビブラートの揺らし加減がまたもの凄いエネルギーを呼ぶ。
今回もほとんどMCはなく、短いドラム・ソロの後に「あと2曲です。」と(前回が1時間ほどだったので、とても短く感じたが。)言ったぐらいで、黙々と演奏に徹していた。
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2週間ぶりのROSEROSE。
セットリスト的には今回は、2週前とそれほど変わっていないが、今回は久しぶりに「SKULL THRASH ZONE~」からの組曲のうちの1つ、"There's No Realism"が演奏されたのは、やはり、SHELLSHOCKとの対バンという意味性があったからなのだろうか?
ステージが高いCYCLONEでは(WILDSIDE TOKYOよりも高い。)ツインリードのパートでの2人のギタリストが近づいて弾くのは非常に絵になるものがある。
Hiroさんは今日は久しぶりに日本語でMCしていた。(笑)それと、Konnyさんの「ウッ!」には意味がないそうである。ホント~~?w
ROSEROSE@渋谷CYCLONE 4/20
SET LIST:
1. All Our Free Grounds
2. Hungout
3. Mimicry
4. So Just Go Fucking Nuts
5. I'm Not A Saint
6. Rise Keep Ur Mind
7. Less I Know
8. The Sacred Heart
9. Rise Above
10.There's No Realism
11.I Am Mayhem
ROSEROSE HARD CORE THRASH SKATE ROCK
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おそらく同じCYCLONEで3年ほど前にVOLCANOの企画で出た時に見た以来のCOCOBAT。
前半は楽器隊のインストを2曲ほど続けざまに放った感じで、途中からヴォーカル氏が現れたが、現在のドラマー氏の勢い、パワーは物凄く、これまで見たCOCOBATでは最もパワフルであった感じがしたし、途中からダイヴする者も現れ、フロアにはサークルが出来上がるほど。
こうしてCOCOBATのリズム/グルーヴに重きを置いた楽曲作り、しかし鋭いリフ・ワークを見ていると、確実に彼らは先駆者的な側面を感じる。92年に「KERRANG!」で日本からのPANTERAへの回答と書かれたが、現在はそれともまた全く違う感じだ。
完全に圧倒された。
SekiさんのTwitter
トリはもちろん、SHELLSHOCK。(始まる前にDJ氏がHEARTの"Shell Shock"をかけていた。(笑))
個人的には、87年に初めてライヴハウスにライヴを見に行ってJURASSIC JADE、CASBAH、666と共に一緒に見たという意味ではライヴハウスで初めて見たバンドということになる。もちろん、「SKULL~」オムニバスで分かるように、当時はストレートなスラッシュ・メタル・バンドであり、よくMETALLICAと比較されたりという事もあったりもしたが(本当にあの頃だけね。)、セカンド・アルバム以降はどんどん音楽性を広げていき、サード「FIEL LARM」に至っては、完全に独自の音楽性を確立したという気がする。当時、'93年に新卒で入った会社の先輩の結婚式の二次会を蹴ってまで行った(その後、顔は一応出したけど、暴れた後だし、超顰蹙!w)KREATORの初来日でOAで出演もし、圧倒的な存在感を叩きつけた。(もしかすると、あの時のラインナップはギター以外今回と同じだったのだろうか?)
のっけからPazzさんのパーカッションを入れてのスタート。
新作の曲も明らかに一筋縄ではいかないプログレッシヴな楽曲が並ぶ。"Mastered Gas"が始まると、一気にフロアは熱を増し、サークル・ピットが出来上がる!他、本編では、再結成前の曲は"Crush The Pressure Down"以外やらなかったのではあるが、確実にSHELLSHOCKの今というものが伝わってきた。
09年1月に下北沢CLUB251で再結成最初のライヴを行い、その時は80年代の曲を演奏していたが、5年経って現時点でのSHELLSHOCKのやりたい事がしっかりと示されたライヴであった。特にリズム隊の猫の目のように目まぐるしく且つスムーズなリズム・チェンジ、そしてパワーのあるグルーヴは、その日本語の詞を乗せたという結成当初のアプローチの新曲の中でとても興味深い音像を作り出していた。
アンコールでは、TOYS FACTORYから出たV.A.、「EXTREME HOT CANDY」(実にギター以外は今回のラインナップと同じと語られた。)から"System Kills"が放たれる!2曲の新曲も含めモッシュ、ダイヴの嵐と化した。
ここでBGMも鳴って終わりかと思ったが、降りた幕をめくりながらファンが圧倒的なSHELLSHOCKコールをかけ、セカンド・アンコールで、「FIEL LARM」からの"Forsaken Hatred"!完膚なきまでにSHELLSHOCKのへヴィ・メタルを叩きつけたライヴとなった!
SHELLSHOCK@渋谷CYCLONE 4/20
SET LIST:
1. 質実剛健
2. 已己巳己 壹『廢』
3. Mastered Gas
4. 五日目
5. 已己巳己 貳『黯』
6. Crush The Pressure Down
7. 道化の相
8. 已己巳己 肆『滲』
-Encore1-
1. System Kills
2. 冷血
3. 抑圧去り善勝り
-Encore2-
1. Forsaken Hatred
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