結局、金曜の夜の新幹線で前ノリして、元々は2/15しか取っていなかった宿が金曜（2/14）も数部屋空いていて予約できたので、イン。すでにメタルな外国人がロビーにいたりという光景は毎年の事のようだ…。
16時ちょっとすぎにROCK STAKKの松尾さんがROSEROSEのキャンセルと、BUTCHER ABCが東名高速の例の事故渋滞に巻き込まれて到着出来ないので、16日の出演になるという事をステージに出てアナウンス。
そして暗転した後、急遽次の日の出演予定であったNUCLEAR WARFAREがトップ・バッターとして登場。（実際は次の日も出演することに。）
タイのバンドだが、シャウト型のKREATORに近いような感じのスラッシュ・メタル。曲はかなりツボ。リフの感じも俺好みであった。
ラストに1曲追加して演奏したが、本当はその前に演奏したSODOMのカヴァーである"Outbreak Of Evil"がラストだった感じがした。
MySpace
次は、DEAFLOCK。
ベース/ヴォーカル氏が一時期バンドを離れているため、今回はARGUMENT SOULの寺岡さんがベースでサポート、またギター/ヴォーカルは元KING'S-EVILのWataruさんであった。（こちらもサポート。なんとなくヴォーカルがKING'S-EVILっぽいな～、などと思っていたら！）
音楽的には、パワー・メタルにかなり近い感じのスラッシュ・メタルという雰囲気がしたが、Wataruさんのヴォーカルなので、今回のラインナップでは何とも形容出来ないかも？
もちろん、演奏はバリ！
http://blogs.yahoo.co.jp/deaflock2002
Facebook
3番手にいきなりRIVERGE。
"Fast Saw"の切れ味鋭いリフから始まったライヴは、いつも通りの強烈なステージングである。そして、ステージ・ダイヴァーはここぞとばかりに次々に飛んでいく。…で、俺もラス前の"Slavish Charge"でダイヴ敢行！
ラストは勿論、名曲"Till I Die"でシメ！
その後に出た海外勢に全く引けを取らないステージはやはりさすがである。
RIVERGE＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST：
1. Fast Saw
2. War Dance
3. Damned World
4. Fight Against Myself
5. A & ∀
6. Ready To Dive
7. Faith To Nothing
8. Slavish Charge
9. Till I Die
RIVERGE Official Home Page
暗転の後、カランコロン…のいつものSEが始まると、会場内がざわつく。
Hizumiさんが登場して、SEから"G.D.G"。今回も全体的にかなり速度は速い感じであったが、新曲の"恋するAtomic Boy"（おそらく仮題）は、前回の物凄い速度よりは多少落ち着いていた感じ。
Hizumiさんもいつもよりかなり舞いが大きい感じで、大きいステージでは特に映える。
80年代のメドレーはやらずに、「あと2曲で終わり。」と言いつつ、結局"鏡よ鏡"の超ファスト・ヴァージョン（230ぐらいかな？）を叩きつけて去って行った。
スラッシュ・メタルのイベントの中では、今となってはJURASSIC JADEはそのジャンルの中だけでは語り尽くすことが出来ないような個性を得てしまっているが、会場のスラッシャー達からは拍手喝采を受けていた。
JURASSIC JADE＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST：
1. SE～G.D.G
2. 触れてはいけない
3. ドク・ユメ・スペルマ
4. Brother Of Mine
5. （New Song）恋するAtomic Boy（仮題？）
6. Let's Go Heroes
7. 紅（あか）の女王
8. Hemiplegia
9. 鏡よ鏡
JURASSIC JADE'S 心波通信
そしてベルギーの若きNWOTHMならぬNWOTTM（スラッシュ・メタル）なEVIL INVADERS。バンド名はもちろん、RAZORのあのアルバムから付けている事は間違いないだろう。（笑）
ともかく、若くアグレッシヴで、下手のギタリストが長身で絵になるというルックスもあるし、モッシュ・サークル、ダイヴもこのバンドが一番凄まじかったという印象がある。
楽曲に関しては、NUCLEAR WARFAREほどイーヴルなものは感じさせない、スラッシュというよりスピード/パワー・メタル然とした音であった。
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2010年のこのイベントでは物凄く太い音圧で圧倒的なサウンドにひれ伏すしかなかったAT WAR。
ベース/ヴォーカルのポールの大怪我からの復帰、そしてスキン・ヘッドの新ドラマーを入れた今回のラインナップでは、スタートこそ少々テンションが上がりきっていなかった様子だったが、すぐに回復し、タイトな演奏を見せてくれた。
前回と同じくMOTORHEADのカヴァーも入り、"At War"では掛け合いも。
ギター・ソロになるといきなり音量が大きくなっていたのはピックアップのせいだったのだろうか？あのバランスは疑問はあったが、前回ほどではないにしろ、やはり風格を感じるステージングであった！
AT WAR＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST：
1. Assassins
2. Ordered To Kill
3. Conscientious Object
4. Creed Of The Sniper
5. The Hammer（MOTORHEADのカヴァー）
6. Rapechase
7. R.A.F.
8. Semper Fi
9. Ilsa (She Wolf Of The SS)
10.At War
11.Eat Lead
AT WAR - The Official Website
まさかあのファースト・アルバム「SEVEN CHURCHES」から29年の歳月が経って、ベース/ヴォーカルのジェフ・ベセーラが今は車椅子での生活をしていながらも、そして彼しかオリジナル・メンバーがいなくても、日本でデス・メタルのルーツとも言うべきPOSSESSEDというバンドが見れる日が来るなんて誰が思っていただろうか？
がしかし、バックドロップにあの逆さ十字を配したロゴが見えた瞬間に、やはり衝撃が走った！1曲目は「BEYOND THE GATES」のトップ曲から始まる！
数曲セカンドとミニからの曲をやって、「Brand new song」と言って、1曲、"The Crimson Spike"という新曲が披露された。
そしてその次にあのキーボードの音がSEで流されると、名曲"The Exorcist"がスタートした！このメインの単音リフの独特の動きに、どことなくその後のOBITUARYなどのデス・メタル勢に影響を与えたのではないかと思われる雰囲気がある。
「SOUTH OF HEAVEN」リリース前のケリー・キングのインタビューを思い返してみると、「POSSESSEDは俺たちとルックスもサウンドも全く同じだ。」と、何故かあの時点でも既にバンドとしてのそれなりの格を持っていたはずのSLAYERのメンバーの口から、後続の中でもだいぶ異端な存在（そこが当時のアメリカのスラッシュ・バンドの中では明らかに邪悪な雰囲気もあってSLAYERとのイメージがだぶったのかもしれないが。）のPOSSESSEDに対して辛辣なコメントがなされている。だが、ルックスは近いものがあったかもしれないが（まだまだ子供っぽい雰囲気が残ってもいたが）、サウンドは明らかにSLAYERのそれとは違って、より異様な雰囲気と混沌とした音像が聴かれたと思っている。
車椅子のジェフは、オーディエンスからはほとんど見えない状態ではあったが、あの嗚咽（？）を含むような絶叫スタイルそのままに、今はよりエモーショナルなヴォーカルになっている面もあった。さすがに30年近くやっていれば、スタイルに多少の変化があるのも当然ではあるだろう。
バック陣の演奏はかなりタイトで、特にドラマーはオリジナルのロート・タムを使ったフィルをそのまま再現し、異常にタム回しとツーバス連打が忙しいドラミングの中で、しっかりとしたスネア・サウンドでリズムを支えている。
曲ごとにMCを入れる部分はちょっとテンション・ダウンが起こる感じはあったが、"Pentagram"のSEがうまく鳴らなかったりのトラブルなども越えて、やはりPOSSESSEDというバンドの持つ凶悪なサウンド加減は容赦もない。
ラスト、おそらく30年前、84年のデモで初めて"Death Metal"なる言葉を使ったであろう必殺の名曲がツーバス連打とロート・タムのフィルから放たれた！
今聴いてみれば、かなりキャッチーに聞こえる（もちろん邪悪な雰囲気もあるが。）オールド・スクールなスラッシュ・メタルだが、その激昂したアグレッションはまだまだ現代のバンドに脅威を与えるに十分なほどである。
（ショウの直後、DJ氏がCASBAHの同名曲をいきなりかけたので「Good!」と思ってしまったが。HATER含め、今年に入ってからこのタイトルの曲を3つも聴いてる…が、これが元祖だ！ONSLAUGHTよりも。）
ステージ左手端で車椅子でずっとステージを見ていたファンの方がおり、ジェフはアンコールはなしで彼に挨拶をしに行った…。
ファーストの完全再現を含む初日のライヴは23時近くに終演であった。
POSSESSED＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST:
1. SE：Intro～The Heretic
2. Beyond The Gates
3. The Eyes Of Horror
4. Phantasm
5. My Belief
6. （New Song）The Crimson Spike
7. The Exorcist
8. Pentagram
9. Burning In Hell
10.Evil Warriors
11.Seven Churches
12.Satan's Curse
13.Holy Hell
14.Twisted Minds
15.Fallen Angel
16.Death Metal
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16時ちょっとすぎにROCK STAKKの松尾さんがROSEROSEのキャンセルと、BUTCHER ABCが東名高速の例の事故渋滞に巻き込まれて到着出来ないので、16日の出演になるという事をステージに出てアナウンス。
そして暗転した後、急遽次の日の出演予定であったNUCLEAR WARFAREがトップ・バッターとして登場。（実際は次の日も出演することに。）
タイのバンドだが、シャウト型のKREATORに近いような感じのスラッシュ・メタル。曲はかなりツボ。リフの感じも俺好みであった。
ラストに1曲追加して演奏したが、本当はその前に演奏したSODOMのカヴァーである"Outbreak Of Evil"がラストだった感じがした。
MySpace
次は、DEAFLOCK。
ベース/ヴォーカル氏が一時期バンドを離れているため、今回はARGUMENT SOULの寺岡さんがベースでサポート、またギター/ヴォーカルは元KING'S-EVILのWataruさんであった。（こちらもサポート。なんとなくヴォーカルがKING'S-EVILっぽいな～、などと思っていたら！）
音楽的には、パワー・メタルにかなり近い感じのスラッシュ・メタルという雰囲気がしたが、Wataruさんのヴォーカルなので、今回のラインナップでは何とも形容出来ないかも？
もちろん、演奏はバリ！
http://blogs.yahoo.co.jp/deaflock2002
3番手にいきなりRIVERGE。
"Fast Saw"の切れ味鋭いリフから始まったライヴは、いつも通りの強烈なステージングである。そして、ステージ・ダイヴァーはここぞとばかりに次々に飛んでいく。…で、俺もラス前の"Slavish Charge"でダイヴ敢行！
ラストは勿論、名曲"Till I Die"でシメ！
その後に出た海外勢に全く引けを取らないステージはやはりさすがである。
RIVERGE＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST：
1. Fast Saw
2. War Dance
3. Damned World
4. Fight Against Myself
5. A & ∀
6. Ready To Dive
7. Faith To Nothing
8. Slavish Charge
9. Till I Die
RIVERGE Official Home Page
暗転の後、カランコロン…のいつものSEが始まると、会場内がざわつく。
Hizumiさんが登場して、SEから"G.D.G"。今回も全体的にかなり速度は速い感じであったが、新曲の"恋するAtomic Boy"（おそらく仮題）は、前回の物凄い速度よりは多少落ち着いていた感じ。
Hizumiさんもいつもよりかなり舞いが大きい感じで、大きいステージでは特に映える。
80年代のメドレーはやらずに、「あと2曲で終わり。」と言いつつ、結局"鏡よ鏡"の超ファスト・ヴァージョン（230ぐらいかな？）を叩きつけて去って行った。
スラッシュ・メタルのイベントの中では、今となってはJURASSIC JADEはそのジャンルの中だけでは語り尽くすことが出来ないような個性を得てしまっているが、会場のスラッシャー達からは拍手喝采を受けていた。
JURASSIC JADE＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST：
1. SE～G.D.G
2. 触れてはいけない
3. ドク・ユメ・スペルマ
4. Brother Of Mine
5. （New Song）恋するAtomic Boy（仮題？）
6. Let's Go Heroes
7. 紅（あか）の女王
8. Hemiplegia
9. 鏡よ鏡
JURASSIC JADE'S 心波通信
そしてベルギーの若きNWOTHMならぬNWOTTM（スラッシュ・メタル）なEVIL INVADERS。バンド名はもちろん、RAZORのあのアルバムから付けている事は間違いないだろう。（笑）
ともかく、若くアグレッシヴで、下手のギタリストが長身で絵になるというルックスもあるし、モッシュ・サークル、ダイヴもこのバンドが一番凄まじかったという印象がある。
楽曲に関しては、NUCLEAR WARFAREほどイーヴルなものは感じさせない、スラッシュというよりスピード/パワー・メタル然とした音であった。
2010年のこのイベントでは物凄く太い音圧で圧倒的なサウンドにひれ伏すしかなかったAT WAR。
ベース/ヴォーカルのポールの大怪我からの復帰、そしてスキン・ヘッドの新ドラマーを入れた今回のラインナップでは、スタートこそ少々テンションが上がりきっていなかった様子だったが、すぐに回復し、タイトな演奏を見せてくれた。
前回と同じくMOTORHEADのカヴァーも入り、"At War"では掛け合いも。
ギター・ソロになるといきなり音量が大きくなっていたのはピックアップのせいだったのだろうか？あのバランスは疑問はあったが、前回ほどではないにしろ、やはり風格を感じるステージングであった！
AT WAR＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST：
1. Assassins
2. Ordered To Kill
3. Conscientious Object
4. Creed Of The Sniper
5. The Hammer（MOTORHEADのカヴァー）
6. Rapechase
7. R.A.F.
8. Semper Fi
9. Ilsa (She Wolf Of The SS)
10.At War
11.Eat Lead
AT WAR - The Official Website
まさかあのファースト・アルバム「SEVEN CHURCHES」から29年の歳月が経って、ベース/ヴォーカルのジェフ・ベセーラが今は車椅子での生活をしていながらも、そして彼しかオリジナル・メンバーがいなくても、日本でデス・メタルのルーツとも言うべきPOSSESSEDというバンドが見れる日が来るなんて誰が思っていただろうか？
がしかし、バックドロップにあの逆さ十字を配したロゴが見えた瞬間に、やはり衝撃が走った！1曲目は「BEYOND THE GATES」のトップ曲から始まる！
数曲セカンドとミニからの曲をやって、「Brand new song」と言って、1曲、"The Crimson Spike"という新曲が披露された。
そしてその次にあのキーボードの音がSEで流されると、名曲"The Exorcist"がスタートした！このメインの単音リフの独特の動きに、どことなくその後のOBITUARYなどのデス・メタル勢に影響を与えたのではないかと思われる雰囲気がある。
「SOUTH OF HEAVEN」リリース前のケリー・キングのインタビューを思い返してみると、「POSSESSEDは俺たちとルックスもサウンドも全く同じだ。」と、何故かあの時点でも既にバンドとしてのそれなりの格を持っていたはずのSLAYERのメンバーの口から、後続の中でもだいぶ異端な存在（そこが当時のアメリカのスラッシュ・バンドの中では明らかに邪悪な雰囲気もあってSLAYERとのイメージがだぶったのかもしれないが。）のPOSSESSEDに対して辛辣なコメントがなされている。だが、ルックスは近いものがあったかもしれないが（まだまだ子供っぽい雰囲気が残ってもいたが）、サウンドは明らかにSLAYERのそれとは違って、より異様な雰囲気と混沌とした音像が聴かれたと思っている。
車椅子のジェフは、オーディエンスからはほとんど見えない状態ではあったが、あの嗚咽（？）を含むような絶叫スタイルそのままに、今はよりエモーショナルなヴォーカルになっている面もあった。さすがに30年近くやっていれば、スタイルに多少の変化があるのも当然ではあるだろう。
バック陣の演奏はかなりタイトで、特にドラマーはオリジナルのロート・タムを使ったフィルをそのまま再現し、異常にタム回しとツーバス連打が忙しいドラミングの中で、しっかりとしたスネア・サウンドでリズムを支えている。
曲ごとにMCを入れる部分はちょっとテンション・ダウンが起こる感じはあったが、"Pentagram"のSEがうまく鳴らなかったりのトラブルなども越えて、やはりPOSSESSEDというバンドの持つ凶悪なサウンド加減は容赦もない。
ラスト、おそらく30年前、84年のデモで初めて"Death Metal"なる言葉を使ったであろう必殺の名曲がツーバス連打とロート・タムのフィルから放たれた！
今聴いてみれば、かなりキャッチーに聞こえる（もちろん邪悪な雰囲気もあるが。）オールド・スクールなスラッシュ・メタルだが、その激昂したアグレッションはまだまだ現代のバンドに脅威を与えるに十分なほどである。
（ショウの直後、DJ氏がCASBAHの同名曲をいきなりかけたので「Good!」と思ってしまったが。HATER含め、今年に入ってからこのタイトルの曲を3つも聴いてる…が、これが元祖だ！ONSLAUGHTよりも。）
ステージ左手端で車椅子でずっとステージを見ていたファンの方がおり、ジェフはアンコールはなしで彼に挨拶をしに行った…。
ファーストの完全再現を含む初日のライヴは23時近くに終演であった。
POSSESSED＠大阪江坂MUSE HALL 2／15
SET LIST:
1. SE：Intro～The Heretic
2. Beyond The Gates
3. The Eyes Of Horror
4. Phantasm
5. My Belief
6. （New Song）The Crimson Spike
7. The Exorcist
8. Pentagram
9. Burning In Hell
10.Evil Warriors
11.Seven Churches
12.Satan's Curse
13.Holy Hell
14.Twisted Minds
15.Fallen Angel
16.Death Metal