採卵から9日後の話です。
凍結確認に行ってきました。
まずは身体の中に悪いものが残っていないか(?)を調べるために採血から始まります。
検査結果が出るまでにエコー。
卵巣はまだ少し腫れていて、腹水も見られるが、よくなっていってるところなので心配はいらないとのこと。
卵巣の回復スピードがどの程度なのかはわかりませんが、18個もたまご取ってるので腫れがみられるのは仕方ないかなと思います。
それから10分後くらいに診察に呼ばれました。
医師はエコーでよく担当になってくださる方で、けっこう話しやすい男の先生でした。
(あとで知ったけど副医院長でした!)
採血の結果は、まだ血の濃度が少し高いとのこと。
水分をたくさん取るように指示されました。
(ていうかこのクリニックは血液検査の結果が出るのがすごくに早い。
前院Kクリニックの半分くらいの時間でいつも呼ばれます。
待ち時間が圧倒的に少ないのは本当に助かります)
そしていよいよ運命の時。
先生も胸元に結果用紙を隠しながらなかなか焦らしてきます(笑)
「今回の採卵、がんばってたまごがたくさん採れましたね」
「はい」
(受精経過の用紙を目の前に出される)
「18個採卵して、1個は未成熟だったんですが、11個体外受精、6個を顕微授精にしました」
「はい」
「すべて受精して、順調に分割していってくれました」
なんと、ふりかけの11個もすべて受精していた!
精子の数値も載っていましたは、調整後はかなり良好な状態になっていました。
「今回ね、すごく結果良かったですよ」
(胚の写真が載った用紙を出される)
「13個凍結できました」
「え・・・13・・・? す、すべて5日目胚盤胞ですか?」
「そうです」
13って。
嘘でしょ?
まさかまさかの胚盤胞到達率76%!!!
しかも驚きはさらに続きます。
「グレードもいいですね」
なんとAAが4つ、ABが5つ、AC2つ、BC2つと、良好胚が半分以上を占めていたのです。
「こんなことあるんですね・・・」
思わずそう言っていました(笑)
ひとつずつ胚の写真をじっくり見てみましたが、AAの胚はフラグメントもなく本当に綺麗でした。
Kクリニックでは3回トータルで9個採卵・4個胚盤胞でした。
この1回で記録抜いちゃってる!すごい!
もちろんKクリニックはKクリニックで私のことを考えて最善の手を尽くしてくださったことはわかっているし、結果に対してどうこういうつもりはないんです。
前院での結果があったからこそ今回別の方法を提案して頂けた。
そしてロング法が自分には合っていた。
転院してよかった、と心底思いました。
今のクリニックでは採卵の翌日に受精確認の電話とかもなかったので、9日間ずっとそわそわしていました。
3分の1…せめて5個くらい凍結出来ていたら嬉しい…とかいろいろ考えていました。
予想以上の結果で本当に嬉しかったし、夫も写真を見て喜んでいました。
ちなみにお会計は15万円(採卵、培養、凍結費計)
久しぶりに10万越えの会計を見て一瞬ひるみましたが、それでも保険適用のありがたみを感じずにはいられませんでした。
まだまだこれから妊娠するまでの壁がたくさんあります。
でも1つ目を乗り越えられたってことで、その日は久しぶりにお酒を飲んで過ごしました。