今季のJ3リーグが日程のちょうど半分を終えました

シーズン後半に向けて、そしてJ2昇格に向けての展望にちょっと触れたいと思います

まず、過去シーズンのおさらいです

2014年にJ3が創設されて10シーズン

過去のJ2昇格チームについて簡単に検証してみました
(ついでJFLへの降格可能性についても言及です)




まずJ2昇格の目安ですが、J3首位でシーズンを終えたチームの1試合あたり平均勝ち点は2.06

2位チームが1.90なので、やや高めの目標としては、シーズン終了時点で1試合あたり平均勝ち点2が取れるとかなり昇格が濃厚となります

今季ここまで首位大宮は現在勝ち点46で平均は脅威の2.42




平均勝ち点2で合計勝ち点78に到達するためには後半残りが平均勝ち点1.58で到達

2位沼津と勝ち点で15も離れており、理論上では大宮5連敗、沼津5連勝でようやく肩を並べる訳ですが、現実的にはほぼ起こりにくいと考えると、大宮のJ2昇格はかなり濃厚といっても過言ではなさそうです

ではもう1つの自動昇格圏である2位を目指すとなると、現在の沼津からしても相当に頑張らないと平均勝ち点2には到達しません

最終的に勝ち点78に届くためには沼津で1試合あたり2.47、相模原でも2.58が必要なので、前半戦の大宮並みかそれ以上の戦績が必要

現在の2位以下の混戦状況を考慮すると、2位狙いだと勝ち点78は現実的ではなさそうです

そうなると、相模原がJ2昇格を決めた2020シーズンに状況が似ており、この際も終盤まで2位争いは混沌としていました

で、リアリストに徹すると2位狙いのボーダーは勝ち点65ぐらいかなと…

そうなると沼津で残り19試合で勝ち点34の積み増し、相模原は36が必要

1試合あたりだと沼津で1.79、相模原で1.89

前半戦からちょっとストレッチしてこれぐらいかなぁ…と思う次第です。

ボチボチ情報も出始めてますが、夏の移籍補強も踏まえると、2位以下の争いも多少はバラけてくるでは!?と思ってます

まだどのチームにもチャンスはあると思いますが、一旦は2位まで勝ち点差3以内の相模原までを昇格可能性大チームとしてピックアップしてみると、得失点差まで見ると沼津、大阪、福島が優勢

一方で傾向として守備の固いチームはそれなりに上位につける…みたいな観点ですと失点数の少ない大阪、富山に我らが相模原も可能性が高まる感じです

夏の移籍ウィンドーでどういった動きがあるのか!?

相模原からは既報のとおりファブリシオ バイアーノが移籍前提のため離脱

ファブちゃんの強靭な肉体美をスタジアムで見られないのは大変残念です。。。

初のJ2の舞台でシーズン後半にチームを活性化させた成岡や木村、兒玉など勢いのある若手が多く集ったことが懐かしく、今季も同じような効果的な補強を期待するところです


閑話休題

昨シーズンからJFLへの降格が現実的になってきており、今季はJFLで高知ユナイテッドが現在好調

となるとJ3の下位チームもうかうかしていられないのですが。。。

昇格と同じような視点で見ると、1試合あたり勝ち点1を取れないとかなり厳しい現実が待っているのが過去例

現在、降格リスクが高まっているのは鳥取、讃岐、宮崎、岩手の4チーム

いずれも平均勝ち点1に届いていない前半戦でした

特に岩手は得失点差でも他チームに大きく水を開けられているのが実情のため、まずは勝ち点ベースで降格圏を抜け出すことが大事ですね

奈良やYS横浜あたりも降格圏に落ちてしまう可能性があるため、要注意かと思います


いずれにしても近年まれにみる混戦の昇格争い

SC相模原がこの混戦から抜け出すためにも、後半戦、シュタルフ新監督の下でしっかりと勝ち点を積み重ねてほしいところです

まずはこの週末の前述の岩手との対戦ですが、しっかりと勝ち点3をもぎ取って、相模原に凱旋してほしいと願ってます!!