白露 初候 草露白し(くさのつゆしろし) | 理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

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宝塚で開業している女性税理士です。
経営や税務に関することはもちろん
季節のエッセイや
トレッキングやアウトドアの趣味のことも書いています。

白露 初候 草露白し(くさのつゆしろし)
新暦 9月7日から11日ころ
 
このところ続いていた大雨が
夕方になってあがりました。
 
久しぶりに雲間に見る空の青さです。
雨のおかげで、すっかり涼しくなりました。
 
 
 
季節が一番早く訪れるのは、空の表情ですね。
秋は、さまざまな形の雲がうつろいます。
さながら、雲のギャラリーです。
 
 
 
 
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今日の話題はなんと言っても
オリンピックの東京開催が決まったこと。
 
物事には両面があって
何でも手放しに喜べるものではありませんが
やはり、明るい話題です。
 
個人的には
安倍首相の招致アピールのスピーチが感動的でした。
 
オリンピックの招致にとどまらず
彼は、あのスピーチの中で
日本の今後の立国の理念を示したと思います。
 
人が、思いが、すべてであると。
 
 
 
保存の為にも、スピーチの全文を貼り付けます。
 
委員長、ならびにIOC委員の皆様、
東京で、この今も、そして2020年を迎えても世界有数の安全な都市、東京で大会を開けますならば、それは私どもにとってこのうえない名誉となるでありましょう。
フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。
さらに申し上げます。ほかの、どんな競技場とも似ていない真新しいスタジアムから、確かな財政措置に至るまで、2020年東京大会は、その確実な実行が、確証されたものとなります。
けれども私は本日、もっとはるかに重要な、あるメッセージを携えてまいりました。
それは、私ども日本人こそは、オリンピック運動を、真に信奉する者たちだということであります。この私にしてからが、ひとつの好例です。
私が大学に入ったのは、1973年、そして始めたのが、アーチェリーでした。一体どうしてだったか、おわかりでしょうか。その前の年、ミュンヘンで、オリンピックの歴史では久方ぶりに、アーチェリーが、オリンピック競技として復活したということがあったのです。つまり私のオリンピックへの愛たるや、そのとき、すでに確固たるものだった。それが、窺えるわけであります。
いまも、こうして目を瞑りますと、1964年東京大会開会式の情景が、まざまざと蘇ります。いっせいに放たれた、何千という鳩。紺碧の空高く、5つのジェット機が描いた五輪の輪。何もかも、わずか10歳だった私の、目を見張らせるものでした。
スポーツこそは、世界をつなぐ。そして万人に、等しい機会を与えるものがスポーツであると、私たちは学びました。オリンピックの遺産とは、建築物ばかりをいうのではない。国家を挙げて推進した、あれこれのプロジェクトのことだけいうのでもなくて、それは、グローバルなビジョンをもつことだ、そして、人間への投資をすることだと、オリンピックの精神は私たちに教えました。
だからこそ、その翌年です。日本は、ボランティアの組織を拵えました。広く、遠くへと、スポーツのメッセージを送り届ける仕事に乗り出したのです。以来、3000 人にも及ぶ日本の若者が、スポーツのインストラクターとして働きます。赴任した先の国は、80を超える数に上ります。働きを通じ、100万を超す人々の、心の琴線に触れたのです。
敬愛する IOC委員の皆様に申し上げます。
2020年に東京を選ぶとは、オリンピック運動の、ひとつの新しい、力強い推進力を選ぶことを意味します。なぜならば、我々が実施しようとしている「スポーツ・フォー・トゥモロー」という新しいプランのもと、日本の若者は、もっとたくさん、世界へ出て行くからです。
学校をつくる手助けをするでしょう。スポーツの道具を、提供するでしょう。体育のカリキュラムを、生み出すお手伝いをすることでしょう。やがて、オリンピックの聖火が 2020年に東京へやってくるころまでには、彼らはスポーツの悦びを、100を超す国々で、1000万になんなんとする人々へ、直接届けているはずなのです。
きょう、東京を選ぶということ。それはオリンピック運動の信奉者を、情熱と、誇りに満ち、強固な信奉者を、選ぶことにほかなりません。スポーツの力によって、世界をより良い場所にせんとするためIOCとともに働くことを、強くこいねがう、そういう国を選ぶことを意味するのです。
みなさんと働く準備が、私たちにはできています。
有難うございました。
 
 
安倍首相が、空に舞い上がる鳩を見たのは
10歳のときだったとのことですが
私が明確に日本の成長を意識したのは
大阪万博のときです。
 
日本の成長の高揚感とともに大人になり、
今となっては、だまされた(笑)という感じもありますが
私たちから見れば、若い世代の方には、
もともとからこんなもん
という閉塞感が染み付いているように見えます。
 
今一度、
若い世代の心に
鳩が空たかく舞い上がる高揚感が生まれる機会になれば、
それが、オリンピックの一番の効果だと思います。
 
 
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日が暮れるのが早くなりました。
 
これからは、なんとなく気ぜわしい季節になりますね。
 
 
 
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