シンガポールに行ってきました 投資顧問会社訪問 | 理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

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宝塚で開業している女性税理士です。
経営や税務に関することはもちろん
季節のエッセイや
トレッキングやアウトドアの趣味のことも書いています。

シンガポール最終日の午後は、
投資顧問とシンガポールでの会社設立等を仲介する会社を
訪問しました。
 
こちらの会社は
昨年、香港にご一緒させていただいたFPのNさんから
ご紹介いただきました。
 
 
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お会いさせていただいたGさんは
流ちょうな日本語を話される香港の方です。
 
こちらの会社で
法人設立、法人の運営に係るCPAの仲介、ノミニーの仲介など、
シンガポールでの活動に必要なことは
おおむねお願いできるとのこと。
 
シンガポールの税制については
中小企業!海外へ行く!の中でも書きましたが
とてもシンプルですが
法人の申告に際してCPA(公認会計士)のサインが必須であるため
どなたかと提携しなければなりません。
 
このように、
信頼でき、言葉の壁のない方と出会えたことは
本当にありがたいことです。
 
 
Gさんが所属される会社が
近々セミナーを日本でも企画されているようです。
また、お会いできるのが楽しみです。
 
 
 
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この後、
Gさんと同僚の方と一緒に、四川料理の遅いお昼をいただきました。
 
 
そこでのよもやま話が
本当に心に残るものだったので
ご紹介します。
 
 
 
Gさんは
日本の大学を卒業され
日本の大手証券会社に勤務されていた経歴をお持ちです。
 
流ちょうな日本語はそこで培われたものでしょうが
お料理をいただく間でも、
私とは日本語
同僚の方とは英語
お店の人とは北京語と、自由に使い分けられます。
しかも母国語は広東語のはず。
 
その様子を見ているだけでも感動~。
 
奥様は上海に住んでおられて
国際的なライセンスでお仕事をしておられるとのこと。
学校の関係でお一人のお子さんは奥様と上海に
もう一人は、Gさんとシンガポールにお住まいです。
 
「淋しくないですか?」とお尋ねすると
「上海とシンガポールなんて2時間くらいです。」
まるで、大阪と名古屋くらいの感覚です。
 
地球がフィールドなんですね。
 
しかも、
出身が香港で、シンガポールに住んでいると
いろんな現象を「バランス」という物差しで見ることが出来ると
言われます。
 
 
政治で起こっていることは、それはそれとして
経済で起こっていることが、どんなバランスを生じさせるかを
見ていくことが出来るのだと。
 
そのうえで、
アメリカと中国の取引量の抜き差しならない状況を見ていると
人民元の重要性を感じる、と言われました。
 
 
 
 
日本と中国の政治的に冷えた現状からは
ちょっと理解しがたい意見です。
 
中国の友人も多いので、あまりひどいことを言いたくありませんが
今のままでは中国はダメになるんじゃないか
というのが、日本人の大方の感覚だと思うのです。
 
 
政治は、パフォーマンス、イメージ、そんなものがないまぜになってくるが
経済は紛れもない数字。
 
その中で、政治的に中立なGさんの意見は
日本にいては得られない感覚だと思いました。
 
また、そこには合理性という言葉が見えてきます。
 
それはそれ、これはこれ、というと
日本人はご都合主義とか、矛盾という風にとらえますが
海外の方とお話していると
それは、それぞれの場面にあった合理だととらえています。
 
この感覚だけは、
国内と海外でスイッチしていく必要性は
常に感じますね。
 
 
 
 
せっかくのお料理ですが、残ってしまいました。
Gさんは、残ったお料理をパックにつめて、と
お店の人に頼みました。
 
「これで、夕飯のおかずが一品できました。」
と笑うGさん。
 
受験生のお子さんのために
Gさんは毎日夕食をつくるそうです。
 
グローバルなビジネスマンは育メンでもあったのです。
 
 
 
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これは、高層のHDBのビル群から朝日が昇ってくるところです。
 
シンガポール
小国で、資源がない中
流動性と人材と管理で今日の立場を築いたと思います。
 
そのシンガポールの首相だったリー・クワンユー氏に
「Look East!」とまで言わしめた日本が
しょんぼりしているわけにはいきませんよね。
 
 
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