夜になると眠りたくない

ひとりで眠るのは苦手

朝はひとりが慣れてるけど。


熱いくらいの体温が、隣にあるかないかで
安心感がこんなにも違う。

どんなに傷つけられても悲しくなっても

結局、傍にいたい。


ちいさい頃から、何故か考えることがある。

いつ、いなくなっても後悔しないように。

いま、いなくなるのはイヤ

ひとりで消えてしまうのはいや。


だから…誰かを探して

住み処を探して来た。

終わりまで傍にいてくれる約束が欲しくて。


きっと私はひとりで、
眠れない夜に聞く叫び声やガラスの壊れる音 そんなのを遠くに聞きながら怯えて

息をころして 自分が夜と一体化するように願って

はやく朝が来るように祈って


なんにも出来ず隠れるのが精一杯で そんな自分が情けなくていやで。

汚れて醜くて。


朝になればあのひとが笑っても
こんどはこのひとが鬼になる


朝はひとりがいい


毎日が怖くて

強くなりたい。


大好きだよと抱きしめてもらいたかった。


もう触ることすら嫌悪するあのひとに

束縛ではなくて対等にお話したかった。

尊敬していたあのひとに。


夜は恐くて

眠ったら、目覚められないかもしれないと どこかで思う。


今は大丈夫なのに。

でも

淋しくてたまらないの いつも


いいこでいたくて

いいこいいこしたのに

わるいこばっかり可愛がるから

わるいこになった。


そしたら もう要らないよって。ぜーんぶ。


どうしたら 大事にしてくれるのか
期待に沿えない自分に吐き気がして

常に焦っている

だからいつ捨てられても 文句なんて言えないと思っている


私を必要としてください

私が私でいられなくなるから。


私の優しさは 私の笑顔は 私の愛は

からっぽになるまで与え続けているそれは



私を必要としてくれるひとが 欲しかったからなんだ。

どうして?


私はひとりぼっちだ



淋しいときだけ

利用したいときだけ

来てくれるよ

薄汚いひと


どうして?


私じゃなくて他の子供が可愛い

他の子供なら皆可愛い


私は子供も作れない役立たず

仕事も出来ない親不孝もの

だから世界一可哀相なのは自分なんだって。


私は苦労してあんたを育てたのに 何もしてくれないって

今は

もう

ぐちゃぐちゃのおうち。


みいんな ひとりぼっち。