台北旅32 3度目の金峰魯肉飯 | オッサン日記

台北旅32 3度目の金峰魯肉飯

(※この記事は2014年5月の台北旅行記です。
 今現在とは状況等違うのでその点ご了承ください)



前日の「トイレから泡があふれる事件」をやりすごし、
おはようございます、最終日の朝です。
ま、朝とは言ってもだいぶ遅めだけどな。



今日はホテルをチェックアウトして、空港へ行き、帰国するわけですが、
その前に腹ごなし。

身支度を整えたらLINEで部屋が離れた友人Sと連絡を取り合って
同じ時間にホテルを出て、この旅で一番インパクトのあった

金峰魯肉飯

に最後の朝食をやりに行きます。

いやね、もうここの魯肉飯がものすごくおいしかったのもあるんだけど、
前回利用したときに、他の客たちが結構な率でスープも一緒にオーダーしていて
それに気がついちゃったもんだから、

さよなら魯肉飯とスープの味がいかほどのものか、確認しないとねーって。

それにしてもね、今回ここの魯肉飯食べるのが3度目っていう、ハマりっぷり(笑)。
髭張のほうの魯肉飯も日本で食べたらおいしかったんだけどさ、
いまのアタシらは断然金峰派だからさ、次に台北に来てもここに来るね(断言)。

中途半端な時間でも繁盛店だけあって客足は絶えない

 


ってわけで、この旅3度目の金峰魯肉飯である。
ここのメニューは紙に書いて店員さんに渡す方式なので、
アタシらのように言葉のハンディキャップがあっても
「おらおら、オーダー早くしろよ」
と、畳み掛けられないというメリットがあるので安心。

何種類もあるスープ(「湯」というジャンルになる)ですが、
メニューにある漢字を眺めていると、わかるものはいくつかあるので今回は

・ゴーヤとスペアリブのスープ
・鶏肉と朝鮮人参のスープ
・蛤と鶏肉のスープ


……と思われるもの(笑)と、魯肉飯に印をして、スタッフにオーダー。


ほどなくしてやってくるオーダー各種。
早いんだよ、出てくるのが。
もうね1分ぐらいしか待ってない。
このテキパキ感が心地よくて来店しちゃう、って客も絶対いるはず。

魯肉飯のほうは、もうね、絶対な味なのは間違いないから
味のコメントを避けるけど、やっぱりおいしい。これ大好き。

やはりいつもの魯肉飯。
メニューには白飯ではなく、乾麺の上に肉味噌をかけるヤツもあるけど
白飯の上に肉味噌をかける、この魯肉飯がやはり一番おいしいと思うな

 


スープもほぼ同時にやってきて、目の前のテーブルが一気に賑やかになる。
前回は3人が3人とも魯肉飯の(小)しか頼んでいなかったので、
絵面がちょっと地味だったんだよね。

 

小ぶりの器に入ったスープ。
外に面した巨大蒸し器で作ってるスープ

 

 

まあね、もう魯肉飯がおいしくて、しかもアタシらの好みなのはわかっているから
今回はスープのほうだけの感想にするけどさ、

まずね、

・ゴーヤとスペアリブのスープ

 

ゴーヤもクタクタに煮込まれていて柔らかい

 


に関しては、どう転がってもまずくなりようがないだろってオーダーしたんだけど
味見はさせてもらうが、これは友人Sのオーダー。
まあやってきたスープは予想を良い意味でも悪い意味でも裏切らない味で
スペアリブの旨味とゴーヤのほろ苦さ、この2つの組み合わせはハズレなし。
そして塩分が控えめなので、その相性の良さがすべて安定感のある旨味として
伝わってくる味。

いいねえいいねえ、幸先がいい出だし。
つぎ。

・鶏肉と朝鮮人参のスープ
 

すごーく透き通った味のサムゲタンみたいな?

 

 

あー……これはねえ、かなり冒険して頼んでみた。
ツレが朝鮮人参の味がちょっと苦手なのもあって、アタシが主に引き受けたけど
たしかに朝鮮人参独特の、土臭い人参の香りは滋養にはよさそうな感じがするけど
味だけで考えると、あんまり相性がいいとは言えないかな。
ただし、他のスープと同様で、塩味を強くして主張するタイプのスープではなく、
カラダに良い、って味のするスープでした。
口の中もさっぱりしてよかった。


最後。

・蛤と鶏肉のスープ
 

はまぐり部分がちょっと見えない写真でスマン

 

 

これがね、思いがけず絶品だった。
そもそも、魚介と動物性蛋白質を合わせるってそれ、味が喧嘩しちゃわない?、と
思ってアタシはためらってたんだけど、ツレが強く希望して
ほぼツレ担当になった。

いざ実食していると、なんということでしょう!
味わいは、貝のダシと鶏肉の旨味が相乗効果相高まって、塩分は控えめなのに
旨味が強くて満足度が非常に高いやつじゃん!
あきらかにこのスープが頭一つ抜け出てた。


……とまあ、満足度が高かったのは最後のヤツだったけど、
3種類のスープ、どれもおいしく、地元の方々が魯肉飯と一緒にスープをやってる理由は
よ〜〜〜〜〜くわかったのであった。


魯肉飯のお店だから、魯肉飯に目が行きがちだけど、
脂身の強い料理だから、薄味だけど旨味の強いスープをオーダーするのを
この店に来るのであればアタシとしては強く推したい!
この店がどんどん好きになってしまった……。

 

日本でもこのぐらいおいしい魯肉飯が食べられるところはないものかと
このとき真剣に思い始めていたりします。

この旅の最後になる金峰魯肉飯でした。
おいしかったな〜。