'16.Oct SQ946機内食 Book The Cookしてみた | オッサン日記

'16.Oct SQ946機内食 Book The Cookしてみた

話を戻してSQ946便機内のアタシらである。

じつは搭乗して、ウエルカムドリンク呑んだあとすぐにCAが来て
「あんたたち、ブックザクックで予約した客だよね?」
とちゃんと確認しに来ていたので、メニューはきちんと予約されている模様であった。

 


食事前のドリンクサービス。
逆光になっちゃってわかりづらいけど、右側のCAの着ている赤い制服は
4段階ある階級のうち、上から二番目チーフクラスのもの

 

 

いつものよーにドリンクはシャンパンをオーダーしてと

 

 

 

 

食事は、そりゃまあ2時間40分のフライトだから当然ワンプレートでの提供で、

ブックザクックでオーダーしても、前菜部分とデザートなどは通常の機内食と共通。


その一般機内食と共通の前菜は

「スモークサーモンのアスパラガス添え、オリーブオイル入りクリームのせ」
みたいな感じなことがメニューに書いてあった。

 

サラダのような、前菜のような、一粒で二度おいしい(?)な、皿だった

 

 

ま、鮭って素材は、客にとっても提供する側にとっても
いろんな意味で安全牌だよね。うんうん。

盛りつけがやっつけだけど、シャンパンにも合って意外においしかった。


デザートのほうは「ラズベリーのババロア」。(アップの写真はなし)

 


このふたつが共通部品で、それ以外のメインだけがブックザクックの皿なんだけど
ブック・ザ・クックの通常メニューからアタシが頼んだのが、


■クラシック・ロブスターテルミドール

なんか米の部分が多すぎて……黄色いな〜、ていう第一印象だった

 

 

ブック・ザ・クックでググると、一番人気がうかがえるメニューで、
食べてみれば、ああうん、そうね、バターとかクリーム系で和えてある
大きなエビとマッシュルームの味っす。
若干「機内食感」が漂ってるけどまあ、実際機内食だしなぁ。

 

いちおうアップにしてみる

一口大のロブスターの身と、マッシュルームがクリームでてろーんとなってる。

米の部分はサフランライス風なんだろうけど、パンも提供されるて

なんだか炭水化物過多でイヤン



で、いよいよ答え合わせ、「ホームサムミール」から選んだツレの

■砕いたピスタチオをまぶして焼いたラムチョップ
    フルーツヨーグルトサルサとミントチャツネ添え

 


……まずね、こういうのが運ばれてきたのだった。

まずひとこと言わせていただこうか!
「ラムチョップはどこ?」
私の目が悪いのかな? メインの皿をアップにしてみよう。

 

いままで食べた機内食のどれとも方向性が違って衝撃だった



ないよね?、

メインのラムチョップは……うん、ないよね。
もうね、ツレ、ボーゼンとしてた。
たぶんツレはなにも悪くない。

 

で、まあアタシもちょっとボーゼンとしてたんだけど、二人でボーゼンとしてたら
男性CAが、さらにもう一皿持ってきた。
そこにメインのラムチョップが来……ることは残念ながらなかった。

なにをどうやって食べ合わせたらいいのかよくわからなくて、またまたアタフタ

 

 

なんか最初のプレートにクミンを練り込んだ薄いパン的なヤツが来たのに
さらにナン的なパンと生野菜が乗ってるプレートだった。
ですが……もうテーブル上に置くとこないんですけど……。

さらにボーゼンとするアタシら。
どーしろっちゅうねん。

しょうがないから、アタシとツレ共用のひじ掛け、をツレの追加プレート置きにしたが
これ隣同士が知り合いじゃなかったらどーしたんだよっていう……。
 

さらにパンもどうぞーって、おいしかったのでもらったのはいいのだが

どこに置こう……って男性CAが置いたのは

クミン入りの薄いパンの上だった……もう立体的に置くしかないのか(苦笑)

 

これでももちろんエコノミークラスよりテーブルは広いんだけどね、

それを想定してない皿の数が出てきたわけで……

 


動揺しながら食べはじめるツレですが……ぱくっとひとくち食べてひとこと。
「すごくおいしい!」

ツレが言うには、これ、基本的には本場チックなカレー(!)らしい。
丸い皿から紹介すると、左の俵型のヤツはカッテージチーズのなんか、
下の赤いつぶつぶはたぶん赤米の玄米を炊いたヤツ、
その上の茶色いのは、わりとこってりした味がするカレーっぽいヤツ、
一番上は豆系のカレー、とのこと。

青いフタのタッパーの中はヨーグルト味のフレッシュ系なカレー的なヤツ、
緑色のドレッシングはコリアンダー風味のカレードレッシング。

あとからやってきたひじ掛けの上のプレートは、クミン入りの薄いパンよりは
若干やわらかいパンで、ナンっぽいけど、それとは違うものらしい。


正直どれをどうやって食べるか迷うレベルだったけど、ひじ掛けの上の薄いパンは
なんかいろいろ混ぜて巻いて食べてみました。
たぶん間違ってると思うけどまあいい。

で、アタシもちょっとずつ食べさせてもらったんだけど、
見た目はちょっとアレだけど、ホントにスゲーおいしかったの。
アタシが食べたロブスターは画一化されている機内食味で、
そんなんなんか目じゃないぐらい、いろんな味わいが丁寧に作られていて
本当に味わい深かったメニューでした。
塩分や油やスパイスでガツーン、っていう感じでは全然ないんだけど、
じわじわくるおいしさで、ツレ、大いに感激して完食してた。


いままで食べた機内食の中ランキングの中で、相当上位に来る一品。

……ではあったんだけど、なんかもうすごく釈然としない気持ちで
いっぱいなツレでした。
だって、出されてびっくり、食べてびっくり
まさかのインド料理、それもメインのラム肉なしだったんだもん!
ま、釈然としない気持ちはわかる。


……とここまでで締めくくるつもりだったのだが。
このブログを書くにあたって、シンガポール航空のブックザクックのメニュー
改めて眺めてみたわけなんだけど、あれっ、もしかして……もしかして???

砕いたピスタチオのパニール フルーツヨーグルトサルサとミントチャツネ添え
カッテージチーズ、ヨーグルトサルサ、ミントチャツネとレモンの爽快な風味のインド料理です。これらの食材は消化や栄養の吸収を助けるとされています。「インターナショナル・カリナリー・パネル」のシェフ、サンジーブ・カプール氏による一品。



このメニューと間違えてブックザクックの予約をしやがったわけだ!

要するに、カッテージチーズがあったところに、本来のメニューだったらラムがいたわけで

すごーく似てるメニューがだったわけで

シンガポール航空の担当、オマエが犯人か!

 

 


メールでブックザクックの予約をしたので、手元に証拠がバッチリ残っているのだ。
もーーーーーーーー!!!!!
シンガポール航空が5☆航空だからって、人の手によるお粗末なオペレーションも
ときには起こってしまうと、よーくわかった出来事なのだった。

ツレ、無念……。