K君への手紙 | ピヨのブログ

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日常生活や持病のメニエール病、パニック障害のこと、心身の不調に対する取り組みについて綴っています。
メニエール病2014年9月〜
パニック障害2020年9月〜
2020年10月末〜病気休職
2021年4月〜復職
2022年11月〜適応障害で休職

昨晩寝る前に、スマホのメモ帳の整理をしていました。
買い物リストやその当時のToDoリスト、心に残った言葉やためになる情報などが多いです。

その中で、担当の子に宛てた手紙の文面が出てきましたびっくり
何かうまくいかないことがあったようですね。拙いながらも、一生懸命励ましていて、これが教育の原点だよな〜なんてしみじみしちゃいました(^_^;)


この彼も、もう春には高校2年生。昨年の3月に、高校に受かりました!って新しい制服を着てお母様と顔を見せに来てくれました照れ
バイトも始めるんです!って意気揚々と。逞しくなっていて驚きました。

復職する自分へのエールとして、当時の手紙を載せておきます。


k君へ

3/2の通級で、気を落として帰っていった姿が気になったので、手紙を書きました。

前回の通級(2/23)が6年生を送る会と重なり、参加できなかった分、分からないことが多くて不安な気持ちだったと思います。そんな中、帰りに少し厳しいことを言ってごめんなさい。
k君の不安な気持ちによりそって、もう少し前回の通級の内容など、事前に話しておけたら良かったと反省しています。
でも、他のみんなが6年生のためにじゅんびしてきたことを、少しでも感じ取ってくれたら…と思って話しました。

クラスの体育と通級の会のどちらも参加することに決めたことは、全く悪いことではありません。むしろ、どちらもがんばりたいという、k君の真面目さ、熱意がすばらしいです。ただ、楽しいことだけでなく、時間を気にして移動やじゅんびをしないといけないこと、参加できない部分で気持ちをきりかえなくてはならないこと、周りの様子に合わせて行動しなくてはならないことなど、大変なこともさまざまあります。
今回のことは、それが学べた良い機会だったと先生は思います。

日光移動教室で、実行委員と班長のどっちもやったときも大変だったよね。やりがいもあるけれど、苦労もあります。

あと心配なのは、自分のことを責めてしまったことです。後悔することはあるかもしれないけれど、自分を責める必要は全くないです。

先生も教師になりたての頃は、ベテランの先生からさまざま注意を受けたり、怒られたりしました。厳しく怒られて泣いてしまうこともありました。その時は自分の力のなさに情けなさや悔しさがあり、辛かったです。

でも、悪気があったわけではなく、ただ分からなかっただけなんです。今まで考えたことがないこと、気がつかないことだったんです。

厳しく言われたときはショックだったけれど、今ふりかえれば、私の成長のためにさまざま教えてくださったんだと、ありがたく思っています。


この経験があって、今はこうすればいいんだって行動することができるようになりました。

今でもうまくいかないことは時々あります。でも、次は気をつけよう。次はこうしようって思っています。

失敗から学べる強さを少しずつ育てていってほしいと思います。


来週は最後の通級ですね。先生は、一年間k君の担当として一緒に過ごしてきて、k君のがんばり屋なところ、誰にでも優しくできるところ、率直に思ったことを伝えられることで、まわりをなごませることができるところなどなど、たくさんの良さを知りました。そんなk君を見て、先生も頑張ろう!k君の力になることをしたいと、一緒に頑張ることができました。全部k君のおかげです。先生だけでなく、同じグループの友達もみな、k君の良さを感じています。

今回のことで気を落とさないでね!大丈夫!失敗は成功のもと!

来週は、ぜひ楽しい思い出を作ってほしいなぁと思います。