この2週間は今年の歌手生活のピークだったかも。 | piyoの生活 - ソプラノ歌手の精進の日々

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piyopiyoとおしゃべり好きなソプラノ歌手。歌、美術展めぐり、旅行などの記録です。
キャラ濃いめ。
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三が日明けた4日からの2週間に歌、コーラスのリハーサル、ゲネプロ、本番、レッスン、合わせなど、10回あった🤭
自主練した日も他に。会社は、2回半休取ったけど。

その中でも、やはりピークはアイーダのゲネと本番。

アイーダには最初は参加を迷っていた。何故なら、piyoの声はアイーダには軽過ぎて、練習としても自分が取り組むアリアはないから、聴くだけ、コーラスだけのオペラだから。それに、演奏会形式では、馬が出てこなくて、つまらないんじゃないかと思ったから。


でも、あまりにもソリストさんが素晴らしく、コーラスやったら、聴くのも楽しくなるかもと思い、エントリーした。

最初はソプラノでエントリーしていたけれど、ソプラノはすぐに満員になり、アルトが少なそうだったので、マエストロに伺ってアルトでエントリーした。

実はハモラせに行くの、好きなのだ。
でも、声がソプラノ声だから、少ないコーラスだと多分合わないだろうけれど、アイーダのような大勢のコーラスなら、多少高めの響きがあっても良いかもと思った。

経験者も多く、できる人に頼りながらの練習だったけど、なんとか本番までに、ちゃんと歌えるようにはなり、次に聴きに行くときは、アルトの音が拾えるので、きっと楽しいと思う。


そして、2回の本番は、素晴らしい体験だった。

演奏会形式は、むしろヴェルディのこの作品の音楽的な素晴らしさを際立たせたと思う。

新国のアイーダは来週発売だから、チケット取らなきゃ。
これまでに新国とMETライブビューイングで見たことがあるけれど、今度は絶対もっと味わえるはず。

夢のような時間に我が家では娘ちゃんの巣立ちという出来事も同時に進行していた。忙しい最中にたまたま届いた殻付き牡蠣も、彼女の門出を祝うご馳走になった。たまたま家にあった白ワインもピッタリで、言うことなし。

若い頃、空の巣症候群にならないようにしたいと思っていたことをふと思い出した。母親としては最終章が終わり、あれで良かったのかなと、ちょっとは考えた。でも、意図せず寂しがってる暇がない状況が重なったことは、良かったんだ。


終わらないのは、歌の修行ばかり。

コロナも長引いているけど、いつかは終わる。