足のひみつ研究所 所長の石井園子です

のぶこさまよりご質問をいただきました。

原文のままです。
■足の質問をご記入下さい。
すごい外反母趾なんです。
ヒールの高い靴を履くということもなかったので、なぜ外反母趾になったのか不思議に思っていました。遺伝するのでしょうか?それとも扁平足が関係があるのでしょうか?
子どもの頃から歩き方がおもしろいと言われているのですが、それも扁平足に関係がありますか?扁平足は治した方がいいですか?治りますか?
他にも伺いたいことがいろいろあります☆


A: ご質問内容の1つ。

なぜ外反母趾になったのか?ということからお返事しますね。
外反母趾はヒールの高い靴を履くことだけが原因ではありません。
ハイヒールを履かない、小学生や男性でも外反母趾の症状は出ています。

外反母趾になる原因はさまざまです。
のぶこさまが思っている「遺伝」もその1つ。
ただし、生まれた時から外反母趾の方は少ないと思われます。

外反母趾になりやすい「骨格」や
関節を支える「靭帯」の質などが、
遺伝として伝えられていると考えられます。
これは、扁平足についても同じです。

また、外反母趾のになる原因は、
ハイヒールを履いていなくても、
足のサイズより大きな靴を履いていることで、
歩く度に靴の中で足が不安定になり、
安定しようと指先側が踏ん張り、
常に足に負担を掛けてしまっている事も、

原因に上げられます。

ですから、ハイヒールを履かない男性や、
子供にも外反母趾の症状が出る方がいらっしゃるのです。
 



そしてもう1つのご質問。扁平足について

扁平足は簡単にいうと、
足にある3つのアーチの1つ。
内側のアーチのカーブが平になってしまっている状態です。

アーチが平になってしまっている事でも、
足の機能が上手く働かなくなってしまい、
親指の関節に負担がかかり、
外反母趾になった可能性も考えられます。
 

 


また、歩き方に特徴があるとのことですが、
扁平足が原因かどうかは残念ながらわかりません。
歩行が上手く出来ないのは、
膝、腰、背骨、首など、
足だけの問題では無い事が多いからなのです。


そして、扁平足が治るが治らないかについても、
直接拝見出来ていない事、ドクターへ依頼する範囲となる事
(足の骨などがどのようになって扁平足になっているのかで、
判断が変わります)なのでお答えすることが出来ません。
申し訳ございません。

私のわかる範囲となりますが、
内側のアーチにある骨や踵の骨が内側に傾く扁平足の場合、
土踏まずを作る筋肉を鍛えて、傾きを緩和したり、
インソールで補助したりするのも痛みやだるさなどの対処方法となります。

そこで、
足のうらを鍛える体操をお伝えしますね。
大きな動作もなく、簡単に出来ることなので、
ぜひ、続けてみて下さいね。

① 足を腰幅にひらきます。この時、爪先は正面へ向けます
② 体重をややカカトよりにかけて、顔を正面を向きます。
  両手は前へ伸ばしてバランスを取ります。

③ 膝を曲げて腰を落としていきます。
  その時に、カカトは地面に着いたままです。
④ 膝の向きは爪先が向く方向と同じです。

⑤ 足のうらを意識して下さいね。
⑥ カカトが浮く直前で立ち上がります。
特に、床までお尻が着かなくても構いません。
土踏まずのところや、足のうらが疲れてくれば体操は出来ています。

あまり、足のうらを使っているかわからない場合、
スネに椅子の座面の角などを当てて、
椅子を前に押す感じで曲げ伸ばしてみて下さいね。

ゆっくりと膝の曲げ伸ばしを行なってみて下さい。
10回を2~3セットです。

もし、ご自宅に廊下などがあったら、
昔のように雑巾がけをするのも効果的ですよ。

 

お返事は以上になります。

のぶこさまのお悩みの解決に、
お役に立てる事が出来ましたら幸いです。

石井園子
 

 

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