離婚ってさ…

やっぱりしんどくて、色んな感情に揺さぶられるんだよね。一度は真剣に愛した人だから、そう変わってしまったら仕方ないことなんだけど、情が切り離せないんだよね。


すれ違ってるかなって感じていても、互いに切り出せなくて、コミュニケーションも減って悪循環でね。

「このまま仮面夫婦でもいいかな」とか「やり直せるのかな?それは子どものため?自分のために?相手のため?お互いのため?」などと、ほんと色んな感情がうごめく…


確かにこの人って思って一緒になったんだけど、なってみて初めて分かることがあったりしてね。

世間体や親の立場や会社の…

自分の幸せのためにはそんなの関係ないんだけど、何ヶ月も悩んだなぁ…


離婚した後は、もっと早くに決断すれば良かったと思ったけど…


悩んだ日々も必要な経験なんだよね。


自分は乗り越えてきたけど、安易にその渦中の人には切り出せないことだよね。

誓い合っていっしょになったんだからいつもいつまでも幸せでいて欲しいとは心から思ってるけど敢えて…


僕が言えることは、赤い糸は一つじゃないってこと。

違和感を感じたら、この人じゃないと感じたらすぐにその自分の直感を信じて行動したらいいと思う。


ほんとうのパートナーは他にいるよ…


人生という時間は砂時計のように有限なんだ。

悩んでいる今も砂が落ちている。そして自分の命を削っている。


あなたは幸せになる権利があるんだよ。


僕はね…

思い悩んでいる時に、小5の娘からメールをもらったんだよね。

「おとーさん、ケリつけなよ!』

どんだけこのメールに背中を後押ししてもらえたか…

だからすぐに行動したよ。


そこから子ども3人との生活が始まる。何から何まで一人でやらなきゃならない。仕事も家庭も…

いろんなことあったけどよく乗り越えてきたと自分を褒めてあげたいよ(笑)


早起きして、会社行って、何言われても定時で上がる。何かあれば子どもたちのかと優先で有休を使う。周りに心配されても、休みすぎと言われても気にしなかった。何より大切なのが子どもたちだったから…


掃除と洗濯は得意だったけど、料理は苦手だった。長男がよく手伝ってくれた。

会社が終われば、テニスのコーチ、代行の運転手と寝る間を惜しんで働いた。もう一度って言われたら多分できないだろうな(笑)


睡眠時間、ほんとなかったから昼休みだったり、隙間時間だったりと細切れ睡眠を覚えたりもした。


そんな背中を子どもたちは見てくれていてね…


末娘が成人式の時の手紙に…

「お兄ちゃんたちと話したことともあるんだけど、あの時おとーさんが私たちのためにと離婚しないを選ばなくて良かった。私たちにその足枷は重すぎる。おとーさんも自由に幸せになってください。色んなことあったけどちゃんと成人しました」って…


最後は涙で文字が読めなかったね。



僕は…

この子達を育てるために、この子達に親にしてもらうために結婚したのかもって思ったよ。だからこの子達を授けてくれた元奥様には感謝してます。会いたいかと聞かれたら「ノー」だけど何処かで幸せに暮らしていて欲しいと思う。


離婚は、悪いことでも何でもない。一つの学びからの卒業だよ…


さっ、何処かでほんとうのパートナーは待ってるよ。


誰かの背中を後押しできたら幸いです。