バレンタインデーのチョコっといい話。 | St. Paul's School ペリカン便り ~アメリカの全寮制高校に通う日本人留学生より~

St. Paul's School ペリカン便り ~アメリカの全寮制高校に通う日本人留学生より~

アメリカに高校から留学する日本人って結構希少価値かもしれない。 という自意識過剰な考えを基に 留学中の日常生活と ちょっとした発見を つれづれなるままに 書く日記。

こんばんは!

更新さぼり気味ですみません…。


昨日はFiske Cup本番でした!

直前に何度も流れを確認したはずなのに本番前はみんなザワザワ。

開幕5分前にはみんなで深呼吸して改めて気合を入れました。


わたし的にはここが一番の感動ポイント。

数か月前までは誰が誰かも区別がついていなかったのに、

今となっては緊張のあまりお互いがハグして、される存在に。笑




さすがアメリカ人、本番は完璧。

あとは審査員からの結果報告を待つのみです。

どうか明日のFiske Cup Finalsまでいけますように!!


さてはてタイトルにもあるようにバレンタインはすぐ目の前。

「バレンタインは日本のお菓子会社が売り上げのために作ったもの」

というのは割とどこでも聞く話ですよね。

では正式にはバレンタインデーとは何なのか?

今日行われたEven Song(毎朝のChapelが豪華になった版)で聞いた話を元に解説いたします。


2月14日というのは元々St. Valentineという牧師さんの記念日。

そこにたまたまある作家が

「小鳥たちがパートナーを探し出すのは2月中旬。」

みたいなことを言い出して、一番フィットするのが2月14日だったわけです。


つまり、


St. Valentineの記念日+小鳥たちのパートナ探しの季節=バレンタインデー


となったわけです。元々は愛やら恋やら関係なかったそう。

だけど伝統となったこの記念日はどんどん盛り上がり今日まで続いているわけです。


日本では女子が男子にチョコをあげるというのが決まりですが、

アメリカでは友達、家族、先生など自分がとにかく大事に思う人に感謝を伝えることになっています。

常にI Love Youに囲まれているアメリカ人にしては盛り上がりに欠けるという印象かもしれませんが、大切なのはバレンタインデーはただ単にお菓子交換をしたりデートをするためだけにあるわけではないという事。


「愛」や「恋」など深く考えれば考えるほどわからなくなりますが、

日頃一番近くにいる人こそ気づいていない「愛すべき存在」なのではないでしょうか。


いつも夜遅くまで出勤しているお父さん。

いつもご飯を作ってくれるお母さん。

ケンカばかりだけどいないと寂しい兄弟。

無言でいても気まずくならない友達。

厳しくも日々新しいことへと道を開いてくれる先生。


そして何より、

一日一日を歩んでいる自分。


"Love yourself."


自分を含めて様々なことに感謝する日だという事をお忘れなきを。


チョコっといい話でした(^^)