私の会社には社内報というものがあり、役員などは新任時、昇任時に
メッセージが掲載されます。意気込みみたいなものです。
ある年、専務になられた方で、こんなメッセージがありました。
”私利私欲を捨てて頑張ります”
仕事とは会社の利益のためにするものであり、私利私欲を排除するのは
当たり前のことだと思っていたため、とても違和感がありました。
数年後、その専務は3人ほどいた副社長を飛び越して社長になりました。
私自身、あるときから、上層部の人を穿った目で見るようになりました。
この人のこの言動は会社のため?私利私欲のため?と
ここでいう私利私欲とは自らの出世だったり、自らが楽するためだったり。
例えば”この仕事は君に任した、いい経験になると思う”と言われても、
自分がこの仕事をやりたくないのかな、と思えてしまったし、
部下の手柄は自分の手柄、みたいなのは、自分の出世のためだろうし。
こういう穿った目を持ち始めてからは、
上層部は皆私利私欲のために働いているように見えて仕方ありませんでした。
本当に部下のことを想っての発言であれば、深い絆ができるだろうし
定年退職後や全然違う部署への異動後にも何かしらの関係が続くと思うのですが、
ほぼ切れます。
仕事のみを通じた関係、部下は利用するものという考えのもとで成り立つ関係。
いくら懇親会や慰安会をしても、結局薄っぺらい関係しか築けません。
折角何十年と勤めても、、、寂しいものです。
そこで冒頭の方ですが、本当に私利私欲を捨てて勤めていたんでしょうね。
さすがに社長だけは私利私欲を捨てられる人でないと務まらないのでしょう。
自営目線だと、お店の利益≒私利私欲です。
サラリーマンは会社から給与をもらいながら、会社の利益ためではなく、
自分の利益のために、(会社の利益のために見せながら)働く。
こんな働き方、誇りが持てますか?
次回は自営目線で見たサラリーマンとして、合理性のない慣習について記します。