忙しくてなかなか記事をアップできなかったのだけど、今回はコンチネンタルのRoadAttack(ロードアタック)のタイヤ評価の記事を(^^) たくさんの方からいろいろと質問をいただいてはいるのですが、これからオートバイのシーズンが始まるのでタイヤ交換をする人も多いと思うので、先にタイヤ評価の記事をアップしたいと思います。
日本の2輪市場ではあまりなじみのないコンチネンタルだけど、今回はRoadAttack(ロードアッタク)を装着!パターンはかなり刺激的で、ウエットは大丈夫かな。。。と思っちゃうほど。
しかし、いつもながら思うのだけど、なぜか私がタイヤ交換するのは真冬(笑)。しかも路面がウエットの時(^^; まあ、そのほうが総合的に判断できるのだからいいのだけど。
数ヶ月前に装着したのだけど、今回は高速道路と一般道で1100kmほど走行。気温は4度~21度、1度だけ雨の中も走行しています。
以前記事にもしたけど、我々テストライダーは年間多いときで500セット位テストする。20年もやっていると1万セットもテストすることになるのだけど、そうなると、いろいろなタイヤに乗っても特に驚くようなことはないのだけど、このRoadAttackは「おおっ!」と思うほどのタイヤだったのだ。
仕事でテストをする際に、数10メートル走ると、一番最初にタイヤから感じるものがあるのだけど、このRoadAttackから感じたものは「このタイヤはどんなオートバイに装着しても総合的に性能を発揮できるタイヤだな」というものだった。
正直言うと、このタイヤ、かなりお勧めである。次に交換する時もまたこのタイヤを選びたいと思うほどの操安特性を見せたのである。
まず特筆するのは、フロントタイヤから生み出されるその接地感。これは比類ないほどレベルであり、初心者でもその違いを感じることができるほどのもの。とにかく凄いのだ。
この接地感は2つの要因から生み出されているのだが、まず一つは、コンパウンドから生み出される弾性。「こんなゴム(コンパウンド)もあるんだ」と思うほど強い弾力性を発揮するコンパウンドを採用しているのだが、なかなかお目にかかれないレベルのコンパウンドなのだ。
そして、絶大な接地感を生み出しているもう一つの理由はケースに使われえいる素材。これがものすごくコンパウンドとあっているのだ。間違いなくケースに使われている素材が通常のもの(ポリエステル)ではなく、別なものを使っている可能性大。これは2輪構造的には結構珍しいし、凄いこと。コスト的にも、生産効率的にも影響するからである。
この2点の理由で、比類なき接地感を生みだしているのだが、その接地感と関連して、スタビリティー、特に直安(直進安定性)に関してはこれまた驚くほどのレベルなのだ。
具体的に話をすると、信号が青になってゆっくり発進する時など、低速域でちょっとふらついたりしてしまう経験は誰にでもあると思うが、これがかなりのレベルで軽減されるのである。低速域でのスタビリティーは絶大であり、「粘りを見せる」という言葉以外見つからないほどの安定性を見せるのである。
SSに乗っているライダーで、「街乗りだとちょっとふらついちゃうんだよね」というネガの部分が気になるのなら、お勧めのタイヤである。SSなんかでは交差点を曲がるにしても低速域での安定にかける時があるのだけど、それが解消されるのは間違いないタイヤ。
何度も書いてしまうけど、とにかくこのタイヤが生み出す接地感は本当に比類なきもの。
直進安定性が強いので高速道路なんかでは逆にライン変更(レーンチェンジや障害物をよけたり)するのはきついのかなと思ったのだけど、重いと感じるほどではなかったのは少し意外だった。かなりハイレベルでチューニング(構造組成)されているタイヤとも言える。
ただ、先に書いたコンパウンドの特性と、ケース素材の特性から絶大な粘りを見せるのだけど、特定の速度域のおいては、若干クイックなハンドリング特性が犠牲になっていると感じられる部分もあり、ライダー(もしくはオートバイ)によっては切り返しやレーンチェンジをするときに「ワンテンポ遅れるような気がする」というフィーリングを感じるかもしれないが、その時はフロントサスペンションのコンプレッションとリバウンドを少しハードよりにセッティングすれば解消されるレベル。リバウンド、コンプの順にやってみることをお勧めします。まあ、ほとんど気になるほどではないと思うし、イニシャルをいじるレベルでもなし(^^)
フロントタイヤを路面にグリグリ押し付けている感じがするほどの接地感を見せるこのRoadAttackだけど、じゃあ、実際のグリップはどうなのか。長くなってきたのでグリップ偏は次回に(^^)
日本の2輪市場ではあまりなじみのないコンチネンタルだけど、今回はRoadAttack(ロードアッタク)を装着!パターンはかなり刺激的で、ウエットは大丈夫かな。。。と思っちゃうほど。
しかし、いつもながら思うのだけど、なぜか私がタイヤ交換するのは真冬(笑)。しかも路面がウエットの時(^^; まあ、そのほうが総合的に判断できるのだからいいのだけど。
数ヶ月前に装着したのだけど、今回は高速道路と一般道で1100kmほど走行。気温は4度~21度、1度だけ雨の中も走行しています。
以前記事にもしたけど、我々テストライダーは年間多いときで500セット位テストする。20年もやっていると1万セットもテストすることになるのだけど、そうなると、いろいろなタイヤに乗っても特に驚くようなことはないのだけど、このRoadAttackは「おおっ!」と思うほどのタイヤだったのだ。
仕事でテストをする際に、数10メートル走ると、一番最初にタイヤから感じるものがあるのだけど、このRoadAttackから感じたものは「このタイヤはどんなオートバイに装着しても総合的に性能を発揮できるタイヤだな」というものだった。
正直言うと、このタイヤ、かなりお勧めである。次に交換する時もまたこのタイヤを選びたいと思うほどの操安特性を見せたのである。
まず特筆するのは、フロントタイヤから生み出されるその接地感。これは比類ないほどレベルであり、初心者でもその違いを感じることができるほどのもの。とにかく凄いのだ。
この接地感は2つの要因から生み出されているのだが、まず一つは、コンパウンドから生み出される弾性。「こんなゴム(コンパウンド)もあるんだ」と思うほど強い弾力性を発揮するコンパウンドを採用しているのだが、なかなかお目にかかれないレベルのコンパウンドなのだ。
そして、絶大な接地感を生み出しているもう一つの理由はケースに使われえいる素材。これがものすごくコンパウンドとあっているのだ。間違いなくケースに使われている素材が通常のもの(ポリエステル)ではなく、別なものを使っている可能性大。これは2輪構造的には結構珍しいし、凄いこと。コスト的にも、生産効率的にも影響するからである。
この2点の理由で、比類なき接地感を生みだしているのだが、その接地感と関連して、スタビリティー、特に直安(直進安定性)に関してはこれまた驚くほどのレベルなのだ。
具体的に話をすると、信号が青になってゆっくり発進する時など、低速域でちょっとふらついたりしてしまう経験は誰にでもあると思うが、これがかなりのレベルで軽減されるのである。低速域でのスタビリティーは絶大であり、「粘りを見せる」という言葉以外見つからないほどの安定性を見せるのである。
SSに乗っているライダーで、「街乗りだとちょっとふらついちゃうんだよね」というネガの部分が気になるのなら、お勧めのタイヤである。SSなんかでは交差点を曲がるにしても低速域での安定にかける時があるのだけど、それが解消されるのは間違いないタイヤ。
何度も書いてしまうけど、とにかくこのタイヤが生み出す接地感は本当に比類なきもの。
直進安定性が強いので高速道路なんかでは逆にライン変更(レーンチェンジや障害物をよけたり)するのはきついのかなと思ったのだけど、重いと感じるほどではなかったのは少し意外だった。かなりハイレベルでチューニング(構造組成)されているタイヤとも言える。
ただ、先に書いたコンパウンドの特性と、ケース素材の特性から絶大な粘りを見せるのだけど、特定の速度域のおいては、若干クイックなハンドリング特性が犠牲になっていると感じられる部分もあり、ライダー(もしくはオートバイ)によっては切り返しやレーンチェンジをするときに「ワンテンポ遅れるような気がする」というフィーリングを感じるかもしれないが、その時はフロントサスペンションのコンプレッションとリバウンドを少しハードよりにセッティングすれば解消されるレベル。リバウンド、コンプの順にやってみることをお勧めします。まあ、ほとんど気になるほどではないと思うし、イニシャルをいじるレベルでもなし(^^)
フロントタイヤを路面にグリグリ押し付けている感じがするほどの接地感を見せるこのRoadAttackだけど、じゃあ、実際のグリップはどうなのか。長くなってきたのでグリップ偏は次回に(^^)