ふと思い出したことがあった。今は免許制度が変わって教習所でも免許の取得が可能となったが、昔は「大型自動二輪限定解除」なんて言って、免許取得は至難の業であった。私はかれこれ20年も前ぐらいに取得しているのだが、当時は3ナイ運動真っ盛り。合格率も1%とか言って、弁護士になるよりも難しいといわれていた。実際、20回、30回も試験を受けている人がいて、10回台で合格すれば早いほうだと言われていた。いま考えても狂っているよなあ。

バイクブームも手伝って、運転免許試験場はかなりの盛況(?)を見せていた。私は東京ということもあって、鮫洲と府中しかない。ものすごい混みようで、一度に100人以上(!)受験者がいたのを覚えている。なかなか予約が取れなくて、随分と朝早くに行ってキャンセル待ちをしたのを覚えている。

まあ、ふと思い出したというのは、そんな中で苦労して取得した大型自動二輪だが、私は実は随分とあとに車の免許を取得しているのだが、ご存知の通り、車の免許を取得すると、「原付免許」が付いてくる。そして、学科に合格して、車の免許が交付されると・・・なんと原付講習会(コースを実走する)なるものに参加しろというではないか。しかも有料。はあ!?って感じである。

なんのための限定解除なのか?あれだけ厳しい試験にしておきながら、限定解除免許保持者に原付いいいい???

私は当然ながら抗議したが、試験官もバツがわるそうだったが、「決まりだから」の一点張り。講習会に参加しなければ車の免許が交付されないので、私には選択の余地がない。妙に本当に悲しかったのを覚えている。

今はどうなっているのかなあ。