『ミケランジェロの暗号』(2010)
戦争サスペンスコメディ
原題『Mein bester Feind』(私の最高の敵)

 

監督 ヴォルフガング・ムルンベルガー

脚本 ポール・ヘンゲ

 

出演 モーリッツ・ブライプトロイ

    ゲオルク・フリードリヒ

    ウーズラ・シュトラウス

    マルト・ケラー

    ウド・ザメル
 

 

 

 

あらすじ(Wikipediaより抜粋)
ミケランジェロによるモーゼ素描を巡るナチス・ドイツとユダヤ人画商の息子による駆け引きをユーモアを交えてスリリングに描く戦争サスペンスコメディ。

 

 

 

 

映画のジャンルは戦争サスペンスコメディ…コメディなんですねこれ。戦時下でのナチスとユダヤ人のアレコレを描いているのでコメディってちょっとどうなの?ともなるんだけど言われてみるとたしかに残虐な殺戮シーンとかはなかったし基本会話劇での進行だったな。

 


↑5年ほど収容所に入れられてるのに全く痩せていないヴィクトル

 



実話が元になってるとからしいんだけども第二次世界大戦で一枚の絵画を巡ってこんなような大騒動が巻き起こってたんですか?はじめて知りました。あ!そういえば芸術家志望だったヒトラーが美術大学かなにかを受験して落ちたって話どっかで聞いたことがある!あんまり関係ないか…?


 

 


↑ヒトラーが描いた絵





人種で差別しときながらユダヤ人かどうか見た目で判断ついてなかったりするのが人種差別そのものをくだらないものと笑い飛ばしているようなコメディ感はたしかにあったね。
しかしえらい長い間入れ替わってるのを騙しとおせたもんだよね~あそこでバレないのすごいなしかし…で、ち〇ち〇を見たらユダヤ人かどうかわかるってそんなバカな~~~結局わかってねぇし…笑

↑包茎手術のせいでユダヤ人だと決めつけられてしまうルディ
ユダヤ人の見分け方とかナチスのマヌケなところが笑いどころなんでしょうね

 

 

 

 


絵画を巡るミステリー的な要素は皆無ですごい価値のある本物の絵画がどこにあるのかが焦点なので絵画についての知識なんかは全くいらないので観やすくていいね。
完全にお父さんの肖像画の中もしくは肖像画が飾ってあった場所が怪しいだろ?って思わせてから1瞬だけ「あれ?」ってなっちゃったりもしたけど絵画がどこにあるのかは観てるとだいたいわかるしわかったとしてもよくあるおとぎ話の良いおじいさん悪いおじいさんみたいなのを見たあとのような爽快さが心地よいね。

 

↑どや顔でお父さんの肖像画を見せつけて去っていくヴィクトル

 

あとあと考えて気づいたけども映画を観てる人には早い段階で絵画の場所がお父さんの肖像画なんじゃないかっていうのを匂わせて気づくようにさせておいてそこからルディやナチスが死に物狂いで探し回る様子を滑稽に映して見せてそれがコメディとなっているんだね!
なるほど~~