同僚に貸していた鉋が戻ってきた。
散々使われて、くたびれていたので
研ぎ直しをすることにした。
研ぐという行為が
とても神聖に感じる時がある。
刃先に神経を集中し
平面に研いでいるかを確認しながら
細かな上下運動で毀れを研ぎ落とし
仕上げ近くになると
研ぐというより滑らす感じになってくる。
その研ぎ上げるという行為の中に
無になる瞬間かある。
木工をやっている者にとって
研ぐということは
一番基本で重要だと思っています。
神経の集中、手先の感覚
鋼・台のしくみ、理解
刃物がないと木を削ることは出来ないのです。
初めて木工という仕事に携わったとき
ギターの修理・製作の仕事をしてました。
しかし、刃物の研ぎが全くと言っていいほど出来なかった。
というより、やろうとしていなかった。
よくまぁ、あんな腕で仕事をしていたと
顔から火が出るほど恥ずかしい。
そんな腕でも仕事が出来てしまっていたことも
問題といえば問題なんだが。
今では削ろう会などで
道具や技術に対する理解が広まってきましたが
それでも回りには
きちんと道具を仕込める人がどれだけいるだろうか。
愛情をもって、理解して、大切に扱って欲しい。
なんか愚痴か?
真面目に書いたけど
道具フェチじゃないよ。

