(どうして・・・・・ここに?)

私は、一時停止した。

「あれっ?もしかして巳草さん?!」

『あっうん』

私は、ぎこちなく返事をした。津臥子君がなぜここに?

と、ただただ疑問が頭のでまわっていたからだ。

(ここの通り道知ってたんだ・・・・・。)

「巳草さん!!あのっ」

いきなり名前を呼ばれて顔を、上げると津臥子君が

「隣に座っていいの?」

『ああ、いいよ。どうぞ座って。』

私は、隣を手で叩いて言った。

「ありがと。なんか教室いるといろいろ質問されてさ。」

そう言って破顔する津臥子君は、何だか嬉しそうで私は何故か顔をそらしてしまった。

別に、顔が変とかじゃなくて、逆にすっごくイケ面でだからかなと思うのだった。

『津臥子君さ』

「幸也でいいよ」

津臥子君・・・幸也はそう言って私の頭をそっと撫でた。

何故だろう・・・・。こんなことで・・・・こんな些細なことで私って笑ってたっけ?

なんだかすごく彼との距離が縮んだ感じがする。

ホント・・・・なんでかな。



      つづく



ドクンッ

私の中の何かが大きく鳴り響いた。

「巳草!・・・・・・おい!」(はっ!!)

担任の大きく良く透る声に、私は、跳ねるように前を向いた。

「なにボーっとしてる?津臥子のこと頼むぞ?」

えっ、と声を漏らすと。

「学校案内頼むな!」と担任は軽く言った。

私は、横に目をやった。

「えーと、じゃよろしくね。巳草さん・・・・でいいのかな?」

私の方に体を向けてニコッと、笑顔をつくる津臥子君。

「う、うん・・・・」

なぜか私は、居心地の悪い返事をしてしまった。なぜだろう。



          ~昼休み~
私は、屋上で昼食をとっていた・・。

ガチャッ

突然屋上のドアが開いた。

(誰だろう?)

すると、私の前に、思っていなかった人物が現れた・・・。




          つづく