今日は東京税理士政治連盟の定期大会懇親会に出席させて頂きました。
懇親会の輪の中で耳を傾けるとさまざまな税務の課題に接することができます。全般的には中小企業の経営を税務という物差しを使って内側から見る税理士の先生方にとって、景気回復の実感はないということです。アベノミクスを囃し立てるマスコミの報道と果たしてどちらが正しいのか。
それから、消費税の再引き上げについて、ここは意外にも今から先延ばしすればかえって混乱を招くとのご意見が多かったように感じました。また、公明党の主張する食品などへの軽減税率の適用については、「混乱、腐敗を生むだけでなく、効果がほとんどない。低所得者へは還付で…」とバッサリ。専門家としての自信と見識を示されました。
私の方からは、(税理士法改正に伴う)公認会計士の税理士資格取得問題について、「新たに課せられる税法研修が骨抜きにされぬようこれからが正念場」と訴えると、ほとんどの先生方が賛同して下さいました。チェック機能を担う民主党の存在意義もそこにあります。その為にも、一強多弱の政治状況を変えて行かなければなりません。